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かしこさラボ

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賢さとは何か、どのようにすればはぐくむことができるのかを探求するためのマガジンです。 賢さの要素を分析して理解し、それを手に入れる実践をとにかく溜めていくところから始めています。…
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2022年9月の記事一覧

【文学部公開無料講座】一般的なライティング技法も見てみよう

 有名なところのライティングメソッドとして、下記などがあります。目的によって使い分けると便利ですね。 【SDS】法 サクッとスペックを紹介するときなどに便利です 【PREP】法 論理的に相手を納得させたいときなどに便利です 【QUEST】法 じっくり相手を説得納得させたいときなどに便利です 【AIDMA】の法則 高額商品のセールスなどに便利です 【PASONA】の法則 短期決戦型のキャンペーンなどに便利です  これらについて、ざっくり見ていきましょう。  みこちゃんの本

「問題解決の方法シリーズ」始めました

問題解決では、自分の頭で考えて答えを出すことが大切です。 でも、すべてを自力で行う必要はありません。 確立された問題解決の方法を使って解決アイデアを考える方が効果的で、さらに効率的です。 膨大な数の特許を調査・分析してつくられた40の問題解決の方法(発明原理)があります。(参考文献1~7) 問題解決の方法【01】から【40】までをシリーズ記事でお伝えします。 次のマガジンからご覧いただけます。 毎週、記事を追加していきます。 よろしくお願いします。 関連書籍※

保育園バスの事故の文化的な背景

 保育園児がバスの中で死んだニュースで、それに関連して、アメリカのスクールバスでは子供が取り残されないような仕組みがある、というネットニュースがあって。  その仕組みは、運転手がバスを停めてエンジンを切ると、アラームが鳴るんですって。で、そのアラームをOFFにするスイッチは、最後尾にある。だから、運転手はアラームを消すために、最後尾まで歩かなくてはいけない。歩く途中で、子供がいたら気づくわけです。こういう「仕組み」を作るのって、アメリカは上手いですよね。  また別の話で、

賃金上昇は「人的投資」がカギ

column vol.774 働く人1人当たりの今年7月の現金給与総額は、去年の同じ月を1.8%上回り、7ヵ月連続でプラスとなりましたが、物価の上昇分には追いつかず、実質賃金は4ヵ月連続でマイナスとなりました。 〈NHK / 2022年9月6日〉 実感としては物価上昇の影響で、収入が減っていなくても減った感じになっている今日この頃…(汗) そんな中、学習院大学教授の滝澤美帆先生の【日本で「給料」が上がらないのは、企業が「社員教育」を大事にしないからかもしれない】という

「かしこさ」とは「自己満足を得る力」~思考のパラダイムシフト~

思考のパラダイムシフトは突然訪れる。 * これまで『かしこさラボ』では、「かしこさ」とは何かを探るために、分析編と称して8つの要素を深掘りした後で、統合を図り、 という結論を暫定的に出した。 その後、実践編と称して、様々な話題から、「かしこさ」を育てるための新しい教育に必要な要素を抽出する作業を行っている。 * しかし、正直ピンと来ていない。なので、しばらく『かしこさラボ』の記事の更新を止めて単発記事を書きながら、ネタを寝かせていた。 ピンと来ていない理由は、「

『シン・高等教育!』~学歴志向を変えるためのシステム~

社会情勢はドラスティックに変化しているというのに、大学入試制度を含めた改革は遅々として進まない。現状維持の圧力は、自己保身のかたまりだ。子供たちにリソースを「浪費」させるのはもうやめよう。ちなみに、教育現場で「必死に踏ん張っている人たち」を責める意図は微塵もない。システムをどうするかという提案だ。 * ①高校の存在意義って?まず、「大学への進学」という学歴志向の枠組み中で、現状展開されている高等教育の様子を確認していく。高校は数多くの科目をバランス良く教える場で、部活など

パーパスの背景にあるべき「4つの観」

パーパス(あるいは経営理念)を制定し、そのパーパスを指針に経営をしようという企業は少なくない。日経新聞のトピックにもなっている。 オピニオン欄でも取り上げられている。 さて、ある企業がパーパスを制定した。そのパーパスを体現する自分たちであるにはどうすると良いか、社外の様々な人たちと意見交換をしているという。先日、意見交換相手の一人としてお声がけいただき、社員の方々と対話した。大いに刺激を受けたので、そこで対話したこととその後に私が考えたことを合わせて整理してみる。 固有