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挫折と苦悩は、人生の支えとなる

前回の記事『29歳の留学ーココロのツバサ』で触れたのですが、私は大学時代に留学を諦めざるを得なかった経験があります。英語だけは好きで得意だった私が専攻したのは英語科。その科では2年生うちの半年間、アメリカへ留学するプログラムがありました。元々その大学に行くことを決めたのも、そのプログラムに参加したい思いがあったからです。

しかし、その希望は入学直前に打ち消されました。父親の大借金が発覚したのです。入学すら諦めかけましたが、親戚の助けと奨学金のおかげで何とか入学は出来ました。しかし、私の大学生活は苦難の連続。思い描いたキャンパスライフとは程遠いものでした。授業が終わればバイト先へ直行。夜中まで働いて、ほとんど寝ずにまた学校へ行くような時期が続きました。無理をしすぎて入院したこともあります。
私の通った大学は私立の女子大で、地元ではお嬢さん学校的な存在でしたから、周りは可愛くお洒落した学生ばかり。勉強より何より、生活費を稼ぐ事が優先だった私は、ストレスと疲れでボロボロのアトピー肌。情けなくて悔しくて、、でも助けてくれた親戚や将来を考えると、退学だけはしたくありませんでした。また、大学時代に出会った親友の存在もとても大きかったです。

科の半数がアメリカへ旅立った後、私は心の中で誓いました。いつか絶対自分の力で留学の夢を叶えると。その思いは、大学卒業後も続いたた辛い生活を密かに、そして根強く支えてくれました。会社員時代は金銭苦以外にも、女性差別や引き続くアトピー、大失恋など色々と悔しく辛い経験をしました。しかし、それらが結果として強いモチベーションとなり、私の人生の支えとなってれました。今では、若いときに色々苦労して良かったと思っています。

余談ですが、半年の留学を終えて帰ってきたクラスメイト達のうち、英語が流暢になって帰ってきた人は、私の周りには全然いませんでした。どうやら、結局日本人同士で固まって学生生活をしていたようで、当時約200万円かかった留学の費用対効果はかなり疑問に思われました。私は29歳でビジネス留学するまで、大学卒業後もあまりお金をかけずに英語の勉強(特に発音と会話)をして、留学するまでには日常生活には困らない程度の力をつけました。英語の勉強自体に留学は必要ないと私は思います。私の英語の勉強法や留学体験については、追って記事にしたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!