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【3年遅れている日本のマーケティング?!海外マーケターに聞いた、これから日本企業のやるべきマーケティング施策とは?】

こんにちは、
[ウェブ軍師]野田です。

先日、欧米や中東などの海外で活躍
されているマーケターKさんをご紹介頂き
マーケテイング談義に花を咲かせました。

その方は学生起業で会社を上場させたのち、
渡米してMicrosoftへ入社
(上場させて就職?に驚きでしたが…)

マーケティングを主戦場に世界で活躍され、
国のWeb担当もやっているという方でした。
某有名な日本アニメの海外マーケティング
にも参画していたという華々しい経歴を
お持ちで最初はわたしも少し構えていましたが、
とても気さくでとても楽しい時間でした。


ここで伺った話は、これから皆さんが
各種マーケティングを実施していく上で
大変貴重な話になると思いましたので
以下にお伝えしたいと思います。



私がまず質問したのは、
【日本と海外のマーケティングの違い」
についてを尋ねました。


★以下、一部抜粋して対話形式で
お伝えしますね。


[野田]

日本においては、マーケティングするにも
【IT、DX人材不足】と言われており、
企業のIT化、DX化も進んでいない状態です。
そのため、ITベンダーへの委託が多いですが、
海外はいかがですか?


[Kさん]

そうですね。
まず海外と日本のマーケティング手法自体の違いに
大きく差はないと思います。SNSやネット広告など
はどの国でも変わりません。国により流行りはありますが。
しかし「人材」に対する考え方は全く異なりますね。
中東などでは、IT人材の人件費が安いため、
雇用という考えではなく、業務委託で対応します。
欧米などではインハウス(社内での内製化)ですね。

[野田]
インハウスは日本でも徐々に浸透してきてます。
ただどうしても人材不足のために良い人材が採用
できないという課題もあり、会社での従業員への
リスキリング(学び直し|再教育)を政府も推進しています。


[Kさん]

なるほど。
海外ではそもそも企業は【即戦力人材】しか採用しません。
学びはビジネスの準備として採用されるための個人が
行うものという認識なので、そもそもの考え方が違うと思います。

[野田]
そうですね。
ここが決定的に異なるのかもしれませんね。
日本の場合、新卒採用然り、採用して育てるという文化が
企業側にも雇用者側にもあります。
そのため、入社前にスキルをつける意識はうすく、
入社後に教えてもらうという思考になっていると思います。
そこがIT、DX人材が日本に足りていない最大理由かもしれないですね。
この意識の違いが日本と海外のマーケティングの差かと思いますが、
Kさんの感覚的に日本と海外のマーケティングの差は
どのくらいあると思いますか?

[Kさん]
3年くらいでしょうか。

[野田]
やはり、3年くらい遅れて、
海外から日本に入って来ているんですね…。
では、今海外で主流で、これから日本に
入ってくるであろうことは何でしょうか?

[Kさん]
「リファラル」と「インハウス」かと思います。
両方とも日本でも注目されていると思いますが、
これからもっと活性化していき、浸透していくと思います。
これが日本企業全体で土台になっていけば、
海外と同じ思考になるのではないでしょうか。


[野田]

ありがとうございました。
私も引き続き、企業さんの「インハウス化」の
ご支援していきたいと思います。


まとめると、
日本と海外のマーケティングの手法の差はなく、
「マーケティング人材が育つ環境」ということだったのです。
これはどこかひとつの企業の取組で解決する問題ではなく、
社会全体で取り組むべき課題ということが分かりました。


そういった環境が日本のマーケティングを
3年以上遅らせているということなのでしょう。


そして、今海外で主流で、今後日本でも浸透していくで
あろう内容が「リファラル」と「インハウス」ということですね。


「リファラル」とは人材採用にあたり、
大手求職サイト●●ナビなどの媒体や紹介を使わず、
働いている社員や関係者からの紹介を通じた採用。


そして「インハウス」は社内内製化ということで、
外注にすべて任せ(丸投げ)での業者主導の
マーケティングではなく、社内にコントローラー
(PM:プロジェクトマネージャー)やエンジニアを
採用し、外部パートナーとの連携でマーケティングを
実施していくもの。


この2つがマーケティングのキモに
なってくるということなのです。


この風土が日本企業のあたらしい当たり前に
なってくるには時間がかかるとは思いますが、
その風土化が当面のマーケティングの土台になってくるでしょう。


では、どのようにして「インハウス化」していけばいいか?
については、またの機会に事例を交えてお伝えしたいと思います。


(後記)
先日、新卒採用サービスの役員さんとお話しした時に
面白い考えの会社さんに出会いました。
「採用の自走化」を推奨している会社さんでお客様に
伴走しながら、自走化のノウハウまでを提供されていました。
その役員さんと意気投合して、是非共催セミナーをやりましょう♪
という話になりましたので、9月に開催予定です。

どういった内容にするかはいろいろな方の
「聞きたいこと」を元に決めたいと思ってます。
アンケートで聞こうと思ってますので、
その際にはご協力いただければ嬉しいです。


今回も最後まで読んで頂いてありがとうございました。


今回のウェブガクからの
有益マーケティング情報プレゼント
は以下からどうぞ。


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