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イライラしない方法 中級編(むしろイライラしてしまえ)
以前、イライラしない方法 初級編を出した。
まだ見たことがない方は、そちらをまずは見ていただきたい。
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ほんと1年前の記事だが、今となればどんなテンションで書いていたか覚えていない(笑)ま、まぁ今回は今回で独特のテンションで書いていこう。
さて、今回は中級編である。
初級編では、イライラに陥る前に、イライラ度が浅いうちに、回避する方法をご紹介した。
しかし、実は回避することは最善の策ではない。あくまで入り口だ。
なぜなら、イライラする出来事が多い人は逃げ続けることになり、疲れてしまうからだ。そう、初級編ではイライラする機会を減らすことはできても、イライラの元凶は消えていないのだ。
では、どうするのか。中級編はこれだ!
むしろイライラしてしまえ
っおいおい、”イライラしない方法”のはずだろう、と思うかもしれない。そうなのだ、可笑しいかもしれないが、これがとても効果的なのである。イライラとは感情なので、感情を盛り上げると消えてしまうものなのだ。
どうやるのか。
イライラのやり方
ではやり方だ。イライラする出来事が起きたとする。そのとき、とにかくイライラをMAXまで高める。もぉ、それはそれはうあぁぁぁああああああ!!!というくらいにイライラしていく。そうすると、ある程度まで行くとハァ・・とイライラが鎮まってくる。例にとってみよう。
<腹が立つ例>
・上司に注意、指摘された。
・部下が指示通りにやってくれない。
・家族や友達に小言や嫌味を言われた。
・車を運転中、割り込んできた。
など、よくありそうなイライラが起きたとする。そうしたら「イライラしてやる!」とおまじないを唱えてイライラパワーを上昇させよう。とにかくできる限りイライラする。この時、イライラが起きた相手や他の誰かに吐き出さなくてよい。むしろ一人の方がいい。とにかく一人で怒りをMAXまで昂らせよう。この時、感情を回避・否定することだけはするべきではない。イライラ、モヤモヤした時は、素直に受け入れる。そうすると、いずれハァ・・となる瞬間が訪れ、わりとスッキリしてしまうのだ。
これは非常に大事なことである。
感情はたのしめば消えていくものだ
イライラは怒り属性の感情である。
そして、感情とはたのしめば消えていくものだ。
感情をたのしむとは、どういうことか。
喜怒哀楽の感情や不安、恐怖などをまるで映画を見ているかのようにたのしむのだ。
私たちは映画やTV番組またはショーなどを見ているときは素直に感情を増幅させる。笑ったり泣いたり、悪者には怒ったり、恐怖に慄いたり。
わかりやすく”笑い”を例にとって考えてみよう。笑いは喜びか楽しい属性の感情だ。大笑いしたことがあったとして、最初は腹を抱えていても、そのうち鎮まってくるだろう。もちろん尾を引く笑えることもあるが、さすがに数分笑うのはなかなか大変だ。思い出し笑いもあるかもしれないが、しばらく笑うと一発目の大笑いほどの感情は出ないだろう。これは自然なことだ。誰しもが必ず体験している。本来感情はこういう風に長続きしないものである。
イライラも同じだ。
イライラの出来事があったとき、怒りの感情を盛り上げれば、そのうち鎮まる。これでイライラは解消される。笑えばスッキリする、泣けばスッキリするというように、怒ればスッキリするのだ。
だが問題は、怒る感情は”悪”であることだ。この怒る感情を悪者にしていることがイライラを増産する原因になっている。
確かにイライラしている人を見たり、怒りをこちらに八つ当たりでもされたらたまったものではない。言い換えれば、自分以外の人に対して不快だから、やってはならないから、悪者なのだ。(本当に?)
イライラはさせられているんだという被害者
笑いなどのポジティブなことに関しては、気にもしないが、泣くや怒りなどのネガティブなことはさせられているという被害者意識を持ちがちだ。イライラすると周りを不快(ネガティブな空気)にするからで、それは私がしたくてしたわけじゃない、させされてるんだと思い被害者意識になる。ポジティブな感情だって実はそう思い込んでいる。この人といると楽しい、または笑わせてくれるといった具合だ。
被害者になる必要はない、イライラしていいのだ。
笑いをこらえるのは難しく、クククと漏れてしまう。同じくイライラもどうせ漏れるのだから、一人になって盛り上げてしまえばいい。
感情は自分が無意識に作っているルールに従って出てくるもので、相手は関係ない
例えば何か言われたことでイライラしたとする。イライラしたのは”イライラすることを言ってきた相手が悪い”わけではない。自分の中にあるルールに従ってイライラしているだけで誰も悪くはないのだ。その証拠に、同じことを言われてもイライラする人といない人がいる。そんなこと当たり前だと思うかもしれないが、本当に言った者が悪いのであれば、イライラしない人はいないはずである。そうではなく、単純に言われた方がプライドを傷つけられた気がしたり、責められた気がしたりしているだけなはずだ。冷静に考えればわかることだが、いざイライラの状況に立たされると私たちはそうはいかなくなる。
イライラすることを言った相手が悪い(私は被害者だ)と感じ込む。
後から振り返ると、そうでもないなと思えることだってままある。しかしその時はそうは思いづらい。だからイライラした時は、ルールに従って感情が勝手に発動しているとでも思った方がいい。それで被害者意識が抜けるのならそれでいい。
単純にイライラしたときは、ルールに従って、感情が出てきたなぁと思うだけでよいのだ。それで被害者意識はなくなる。
感情発動のルールを理解する
さて、いざ感情が発動したら、存分に感情を堪能しよう。堪能したら消えていくので安心していい。要は被害者意識にならないようにルールのせいにし、感情をたのしみきってしまえばいいのだ。繰り返すが、感情を回避・拒否することだけは避けるべきだ。回避・拒否に慣れすぎてしまうと、鈍感になり自分が感情が出ていることすら気づかなくなってしまうからだ。
被害者意識をなくす必要があるかと思うかもしれない。ルールのせいにせずに相手のせいにしていた方が楽だと感じるかもしれない。だが、ルールのせいにした方がいい。なぜなら、ルールのせいにするのはルールを恨むだけで済むが、相手のせいにした場合は相手を嫌いになり、あげく相手が発する言葉全てがイライラに感じてしまうようになっては、もう手がつけられなくなるからだ。
そして実はこのルールの内容がわかれば、ルール自体消すことができ、イライラしない体質にすることができる。が、これは上級編にて話していこうと思う。
中級編のまとめ
さて、ここまで中級編を話してきたが、まとめるとこうなる。
イラっとしたら、何らかのルールに従ってイラっとしていることを自覚し「イライラするぞ!」と増幅させる。
そして、スッキリ爽快になる。
これだけだ。
長々書いたが、これだけだ。
中級編のミソは、自分の中にあるルールに従ってイライラが出たことを自覚することにある。決して相手が悪いのではない。むしろ相手はあなたのルールがどんな内容かを教えてくれているいい人なのだ。
勘違いのないように念を押しておくが、イライラさせてくる相手を無理して(怒りを押し殺して)許せと言っているわけではない。感情は自分の中のルールに従って沸いてくるということを伝えたいだけなのだ。そうすると、ルールだって変わっていき、イライラさせてきていた相手がイライラしなくなり仲良くなることだってあるのだから。
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