精液までもが愛した彼女。

精液までもが愛した彼女が真っ青のパンティを部屋に残して俺の前から姿を消した。胸の奥を抉るフォークとナイフ。傷口から溢れ出る憂鬱。君の為に小さな穴を空けた左手の小指。そこから垂れるリボン結びにした赤い糸。君の匂いを2度と嗅げない未来に耐えられなくなり、パンティを被る。君とデートだ。

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