飼育。

どれぐらいの期間、痛め付けただろう。蟲が這い、嗤い声が絶えず響き渡るこの部屋で雑魚共を飼育した。簡単に死んでもらっては困るから、汚水と腐った食い物を定期的に与えた。大男は壁に頭を打ち付け、筋肉質の男は黙り、細身の男は笑い狂った。もう飽きた。これが限界だろう。塵を捻り潰す時が来た。

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