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発達関連の書籍を読みあさった結果分かった1つのこと。

こんにちは、気になったことは徹底的に調べたがるオタク気質、のちままです!

息子が1歳8ヶ月検診で要経過観察になってから約6年の間、「発達障害」関連書籍を何十冊も読み漁りました。

中には正反対のことが書かれていて混乱することもあります。特に「食事・栄養」面ではその傾向が強く、結局は「合う・合わないの個人差はある」ということなんだろうなと理解しています。(この辺りもなかなか面白いので、またnoteにします!)

でも、どの書籍にも共通して書かれていることもあって、つまりそれは「誰にでも効果が見込めること」なのじゃないかと思います。それは何かと言うと、「自己肯定感」を下げないこと!!

「自己肯定感」を下げないこと!!

ほとんどすべての書籍に書かれていて、療育の先生の講演などでも常に出てくる耳タコワード、「自己肯定感」です!!

例えば勉強も運動も何もできなくても、何か悪いことをしてしまっても、それでも「自分は価値がある人間だ」と、自分自身の存在意義を肯定できること。

発達障害者の自己肯定感が低いのはなぜか。

特性のある子たちは小さい頃から「周りとちょっと違う」を生きています。定型発達の子達は年中さん〜小学校低学年ごろには日常生活の中で自然に「社会性」を身につけ、空気を読むことができるようになるのだけど、我らが凸凹キッズはそのスキルが身につくのがワンテンポもツーテンポも遅く、(知的な遅れの無いASDの場合はだいたい)10歳前後でようやく「周囲との温度差」に気付くそうです。

気付いた時には既に周囲から「変わったヤツ」「空気の読めない子」扱いをされていて、つまり、自分が周囲から「低く評価されている」ことを思い知り、落ち込んだり、怒りを覚えたりすることがあるそうです。

中には「自分がこんなに周りから低く評価されているのは親の育て方のせいだ!」というように、身近な人間のせいにする子もいるそうで、そうなると親がサンドバック状態になってしまいます。

「自己肯定感」が低くなると鬱などの「二次障害」にも繋がるので、できる限りこの「自己肯定感」を下げないように育てるのが何よりも大事と、多くの書籍に書かれていました。

周りの友達からいじめられたり、先生から理不尽な叱られ方をしたりしないように、注意深く見守り、特に思春期まではできる限りのバックアップをしたいと私は考えています。

褒めるのは大事。でも、褒めるだけでは自己肯定感UPにならない

私は療育の先生から初めて「自己肯定感」の話を聞いた時、「うちはちゃんと褒めて育ててるから大丈夫!」と思っていました。

「ちゃんと自分でご準備できてえらいね!」
「頑張って最後まで走れたね!」
「カラフルな絵がかけてすごいね!」

この「〇〇できてすごい」「努力できてえらい」という褒め方は、「自己効力感(自分は物事を達成できる・自分には能力がある)」を高めることはできても、「自己肯定感(存在そのものを認める)」とは違うそうです。

つまり、「何もできなくても、どんな状況でも、あなたが居てくれるだけで良い、あなたの存在こそが尊くて大切なのだ」と伝え続けることで「何もできなくても、僕は価値のある人間なんだ」「何があっても、親は絶対に僕を見捨てない」という安心感を与え、自己肯定感を高めるのだと、療育の先生に教えてもらいました。

(「自己肯定感」「自己効力感」は心理学分野と教育学分野で使われ方が微妙に違ったりもするそうです。素人解釈なので「間違ってるよー」とかあれば優しく教えてくださいませ!優しくお願いね💖)

大人の発達障害で苦しまないために

昔に比べると発達障害に関する研究や世間の理解も進み、ここ数年で療育などの支援環境も随分良くなっていると感じます。(これは住んでる地域によるのかも?)

逆に言うと、今「大人の発達障害」で苦しんでいる人たちは、子どもの頃に周囲から理解されず、たくさん傷ついて、自己肯定感 が低くなっている可能性があります。

私にも何人かASD・ADHD当事者の友人がいますが、可愛くて面白い、素敵な友達なのに、とても自己評価が低くて「私のせいで」「私なんて」ってすぐに言う子がいて、不思議に思っていました。

発達関連の勉強をしたことでようやく「彼女がこれまで背負ってきた辛い経験」に気付くことができたのです。

小さな子どもの場合は「親など周囲の大人がその子の存在価値を認め、愛情を伝える」ことで、学校で辛いことがあっても自己肯定感を保てるけれど、大人になったら「自分自身で自己肯定感を高める」必要があります。

息子が大きくなった後に役立つかもしれないし、私自身のためにも「自己肯定感を高める方法」をもっと勉強しようと思っている今日このごろです。

▼参考サイト
自己肯定感を高める7つの方法/大人が学ぶ自己肯定感とは?

最後まで概念的な、ふわっとした話になっちゃいましたが、次回からはもっと具体的なことも書いていきます!

他のご家庭や専門の先生方、当事者ご本人の「こうやったら上手くいった」みたいな「発達ハック」的なのもたくさん知りたいので、タグを頼りに記事を探してみます!!

色々な方とご縁があると嬉しいです!