銀座から築地を撮り歩いた日【写真35枚】
銀座から築地は遠いようで近い。地方民である僕からすると銀座は都心ど真ん中で築地市場というイメージがあるからか月島や勝どき付近にあると思っていたが、実は銀座からは勝鬨橋を渡ることなく晴海通りを10分ほど直進するだけで築地に到着する。
なぜこんなイメージを持っていたのかは謎だが、この謎の先入観を払拭するためには自分の足で歩くしかない。
とある日の朝、いつものように銀座で撮影をしていたのだが、その足は気が付いたら築地にあった。
これはそんなとある日の撮影記
銀座といえば、ハイブランドショップが軒を連ねている高級で上品な大人の街のイメージでしょうか。明治時代から大正時代にかけて、都会として人々の憧れの街であった銀座ではモダンな完成を持った若者たちが銀座に集まっていたらしい。
今では大人の街だが、一昔前は若者たちの街だったのだ。
確かにどこを歩いても上品な大人の方たちばかり。若者のイケイケな活気のある街というよりは、落ち着いた雰囲気の街。特に今は外国人観光客の方もいないのでより一層落ち着いている。
ところでなぜ「銀座」という名前が付けられたのか。もともとは江戸時代の貨幣鋳造所であった金座(きんざ)、銀座(ぎんざ)、銭座(せんざ)のうちの銀座という名称が由来とされているとのことだった。現在ではこの中央区の銀座だけではなく、各地の商店街で〇○銀座として親しまれている。
銀座4丁目交差点から歌舞伎座方面へ晴海通りを直進していくとオフィス街から徐々に魚河岸の雰囲気に変わっていく。
築地市場はというと、江戸時代に本来海であった場所を近所の漁師たちが埋め立てて出来た場所だという。
1923年の関東大震災で日本橋の魚海岸が全焼してしまい、築地の東京と中央卸売市場が誕生した。現在ではそこからさらに豊洲へと移転しているが、築地には今でも多くのお店や飲食店と活気が残っている。
さて、今回の撮影は現在Panasonic様からお借りしているLUMIX GH5M2で行った。
11月から5か月間使っていたこのカメラも別れが近づいている。3月をもってPanasonic様へと返却となってしまうので、特に延長とならなければこれが最後の撮影となるかもしれない。
GH5M2については以下の記事でレビューしているので気になる方はご覧ください。
一緒にお借りしているレンズとしてPanasonic LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2がある。このレンズの何がいいかを改めて言うのは野暮なので、詳しくはレビュー記事を見ていただけたらと思う。
このレンズを使って自分の今後のカメラ選びの選択肢としてLUMIXが加わった。これまではどうしてもセンサーサイズの問題もあり、選択肢に入ってこなかったのだが、やはりレンズでありカメラであり撮影機材は実際に使ってみないことにはなんの決断もすることはできない。
買うカメラとしてLUMIXやOLYMPUSを検討している方は、ぜひ一度このレンズと一緒にレンタルをしてほしい。それくらい素晴らしいレンズだと思っている。
これより先に進む予定は全くなかったのだが、、築地を抜けると勝鬨橋が見えてくる。築地から勝どきへと繋がっているこの橋だが、まるで異世界へと導いていく不思議な雰囲気がある。
なんでしょう、まるで中世ヨーロッパのようなこの雰囲気は。
この日はお借りしたもう一本のレンズであるLEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 IIを多用しました。フルサイズ換算50mmは人間の視野角に近い焦点距離で、自分が見ている景色や角度を表現してくれるため非常に使いやすい。
特にスナップで用いると一部を切り取りながらもその街の雰囲気と焦点が合っている被写体を収めることができる。
非常にコンパクトが軽いながらも明るく、高い描写性能を誇るレンズになっているので気になった方はレビュー記事を読んでみてください。
勝鬨橋を渡りきり、勝どき、月島へと降り立つ。このエリアは東京の昔ながらの下町文化が残る一方で高層ビルやマンションの建設が進み、その分化も少しずつ失われつつある。
今の光景を残すことが僕にできる唯一のこと。このエリアはまた改めて来ようと思う。
今回の撮影記は以上となります。銀座からスタートして月島まで来てしまった。変わりゆく街の景色を楽しめるので散歩代わりに街並みを歩いてみるのもおすすめです。
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