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日記

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2020年4月の記事一覧

日記(30)

2020年4月30日

 今朝は悲惨すぎて笑っちゃうような夢から目覚めた。日々の抑圧が悲劇的な夢により代償された感じ。高橋悠治「クセナキス/メシアン:ピアノ作品集」を流す。大盛りの焼きうどんを平らげ、古書ソオダ水に単行本を30冊ほど買取ってもらうためコンビニから重い段ボール箱を発送する。ついでに書店に寄り、『類似と思考』(鈴木宏昭・ちくま学芸文庫)と『世界哲学史3』(伊藤邦武ほか・ちくま新書)を購

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日記(29)

2020年4月21日

 今日は起きていつもの朝食をパパっと済まし近所のスーパーでノンアルを一缶買った。飲まずにいられなかったのである。ラベルには「2020 TOKYO」と金色で印字されていた。ゆっくりと味わいながらミスチルを流す。「SENSE」「blood orange」「BOLERO」。あとは「タガタメ」をループし曲に合わせ熱唱。涙が滲む。土曜の読書会のノートを取る。古井の「遺稿」についてまと

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日記(28)

2020年4月20日

 この数週間で座り作業が増えたからか怠くてしょうがない。しかし朝食ホットケーキ3枚、昼食醤油ラーメン、夕食トマトスープで滋養をつけ、古井由吉「遺稿」(『新潮』2020年5月号)を読み終えた。先日の宣言どおりnoteで書評してもよかったが、今月25日のツイキャス読書会のネタが欠乏して困っていたのでそのときまとめて感想を述べたいと思う。月曜日はゆうちょで印刷代の送金を2件済まし

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日記(27)

2020年4月18日

 昨晩は日付が変わるころに寝た。だから午前中に起きれた。単純な話である。昨日はnoteでサークルを開設した。「『芸術運動』準備会」というもの。べつに『文学運動』準備会でもよかった。去年くらいから「小説の死」を考えるようになった。まえまえから「物語の死」については漠然と思うことがあった。そして「芸術」や「文学」をこれから掲げようと思うのだが、これにはもちろん「反芸術」「反文学

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日記(26)

2020年4月15日

 私は凡ての人間を、毎日々々恥を掻く為に生れてきたものだとさえ考える事もあるのだから、変な字を他に送ってやる位の所作は、敢てしようと思えば、遣れないとも限らないのである。
(夏目漱石『硝子戸の中』新潮文庫・36頁)

 今日起きたのも昼過ぎだった。sakanaction「sakanaction」を聴きながら焼きそばを食べる。外出。電車に乗る。乗客は田舎とはいえ疎らだ。二駅で

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日記(25)

2020年4月13日

 昼頃、びっしょり寝汗を掻いて起床。電気毛布の調節を誤った。朝食の前に昨晩届いた同人作品2篇と自作に目を通す。弁当とキムチをかっこむ。土、日は外出しなかったので身体が重い。今日は雨だ。終日引き籠もろうとしたがなんとなくカーディガンをはおって外へ。足は自然とブックオフに。途中、ひさびさに大型書店を覗こうかと思い立つも極度の疲労からブックオフで妥協。村上春樹のインタビュー集とガ

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日記(24)

2020年4月11日

 普段よりもよく食べよく眠っているはずなのに倦怠感を拭えない。散歩などの運動もしているのに。だからというわけでもないがカンフル剤にとあまり聴き込んでいないQUEEN「NEWS OF THE WORLD」と「A NIGHT AT THE OPERA」を昨日、今日と流す。
 洋楽には暗い。学生時分に隆盛を極めたblurやoasisには冷笑的だった。(blur「PARK LIFE

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日記(23)

2020年4月8日

 今日は昼前に起きてCharlie Parkerを聴き公園に行った。四阿のベンチに腰掛け、ジーパンのヒップポケットに捻り入れていた漱石『硝子戸の中』を20頁ほど読んだ。それからコロナ禍で足が遠のいている行きつけの喫茶店が心配になり帰りしな様子を窺った。営業時間を短縮して15時までとしていた。換気もしていた。自分が着いたのは14時15分くらいだった。ちょっと迷ったがけっこうお客

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日記(22)

2020年4月7日

 noteで日記を書くのは実に3ヶ月ぶりである。別のサイトで「灯の目」と題した日記を付けていた時期もあった。こちらは2月末で途絶えている。この2、3ヶ月のうちにツイキャス読書会を開いたり、読書会の冊子と年刊誌の編集があったりで日常を日記に起こそうという余裕がなくなっていたと思われる。だが、ツイキャス熱は冷めだして編集作業も佳境を迎え読書は相変わらず進まない。それで再度憂さ晴ら

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