日記(29)

2020年4月21日

 今日は起きていつもの朝食をパパっと済まし近所のスーパーでノンアルを一缶買った。飲まずにいられなかったのである。ラベルには「2020 TOKYO」と金色で印字されていた。ゆっくりと味わいながらミスチルを流す。「SENSE」「blood orange」「BOLERO」。あとは「タガタメ」をループし曲に合わせ熱唱。涙が滲む。土曜の読書会のノートを取る。古井の「遺稿」についてまとめる。漱石の『硝子戸の中』くらいは読んでおくように明日の出先に持参しようとブックカバーをつけてバッグに入れる。『岬』は読めそうにない。肝心の『ペスト』は3章までとなりそうだ。4、5章を来月やる感じ。宮澤論考まで手が回るかどうか。書簡集の校閲もあるし難しいところだ。かなりいいかげんなツイキャスになりそう。スーパーバイザーの兄は不在だし一人で全部仕切るのは気が重い。憂さ晴らしに押入から思い出深い書籍を探求する。ごろごろ出てくる。詳しくはTwitterで上げたとおりだ。明日は金村氏の作品集が届く予定。去年の春文フリで発行した環原氏の『はじまりの時への幻視』に続く学生の短篇集。今秋には春に大学を卒業して現在は社会人の方の詩集を予定しいる。来年以降も着々と準備が進んでいる方々がいる。が、そのあとは資金難が懸念されるので計画は白紙だ。準備段階の批評誌とサークルを立ち上げたばかりの新雑誌は継続的に活動していきたいものだが先のことはどうなるかわからない。何につけやる気の原動力は読書や芸術鑑賞に尽きる。カフカ、ドストエフスキー、谷崎、三島、大西巨人、埴谷雄高、大江健三郎、柄谷行人、村上春樹、石川宗生、伴名練、ゼーバルト、ハントケ、閻連科、残雪、ベルンハルト、ディック、ル・クレジオ、ドゥルーズ&ガタリ、ネグリ&ハート、デリダ、ソンタグ、マルケス、コルタサル、ボラーニョ、ペイショット。たくさん積んでいる。詩集や歌集、句集なども含めいろいろ工夫して日々を過ごしていきたいもんだ。 

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