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本当の生きがいと喜びを見つけたい

幸せですか?
生きがいと喜びを見つけたいですか?

「人を幸せにすることで自分も幸せになれる!?」
本当でしょうか。

いまあなたが興味をもってこの本を手にしてくれていることが、とてもうれしいです。

「人を幸せにする生き方」には、相手を幸せにすることであなた自身も幸せになる、生きがいと喜びを見つけることができる、そういう生き方が書かれています。そのために、いつも大切にしたい10の考え方を紹介しています。この本を読み終わったとき、「これが私の目指したい生き方だ」「自分もこうやって生きよう」とスッキリするはずです。人生の軸になる考え方がはっきりし、すがすがしい気持ちになるでしょう。

一流のサーバントになろう

「サーバント」って聞いたことがありますか?あまりなじみのない言葉かもしれませんね。英語でservant、仕える人という意味です。しもべや召使いを意味します。主人の役に立つように仕える人物です。奴隷に近い意味さえあります。

「サーバントであれ」 と言われたら、どんな気持ちになるでしょう。しもべになれ、仕える者になれと言われていい気分はしません。最近、セクハラ、パワハラなどが話題になっています。仕える立場になったら、どんなにひどいことをされるかわかりません。仕える立場なんて最悪です。

でも、私たちは毎日サーバントとして生きています。仕事や役割のことを考えてみましょう。教師、医者、料理人、会社員、農家、漁師、セールス、介護職、SEなどなど、他にもたくさん。あらゆる職業が、人々や社会のためにモノやサービスを提供しています。もちろん、育児や家事、看病、介護なども、家族のための大切な役割です。人々、社会、家族、友人など、相手のために生きるあなたが、まさにサーバントなのです。

あなたがその責任を果たせるように。相手を幸せにするために積極的に取り組むことができるように。一流のサーバントになって、生きがいと喜びを実感できるように。これが「人を幸せにする生き方」をお届けする目的です。
ともに理想を追い求める

サーバント、仕えることについて本を書くのは、無謀なことです。読者は「こんな本を書く著者は、どれほどすばらしい人格者なのだろう。牧師さんというからには、きっと清廉潔白な人物に違いない」と美しい誤解をするでしょう。アイドルはトイレに行かない、という誤解と同じです。

あらかじめ断っておきます。私は三流のサーバントです。ただサーバントに憧れ、サーバントとして生きたいと願っているだけです。そのために努力し、挫折し、落ち込むことを繰り返してきました。人格者だなんて、とても言えません。

私は、人よりほんの少しだけサーバントになじみがある環境に生きてきました。牧師の家庭に生まれ育ちました。聖書の教えにも親しんできました。教会ですばらしい人たちの歩みをたくさん見てきました。その中で「理想のサーバントはこういう人だ」「サーバントはこんな価値観で生きている」と少しずつ理解してきました。

私は、理想のサーバントに近づきたいと願っています。あなたもご一緒にサーバントの旅に出かけませんか。

キリスト教の牧師さん中澤信幸

遅くなりましたが、自己紹介をします。私は、中澤信幸です。大野キリスト教会(神奈川県相模原市)で、現役のキリスト教牧師をしています。

私の家族は、四代続くキリスト教徒の家系です。父親は、同じ大野キリスト教会の牧師をしてきました。私も信仰を持ち、牧師を志すようになり、アメリカの神学校 を卒業しました。帰国後、大野キリスト教会の牧師になり、それから約二十年経ちます。

ずっと「キリスト教は人々に何をもたらすことができるだろうか」と考えてきました。心の拠り所、困ったときの避難所というだけではなく、「生き方を示す」という積極的な役割があることを知りました。教会の方々が、喜びと生きがいをもって毎日の生活に励んでいる姿に教えられてきました。
「こういうサーバントの歩みに人々を導くことが教会の使命だ」
「お互いに仕え合う社会の実現に貢献できる」
それで、サーバントの生き方を伝えることが、私のライフワークになりました。

教会で聖書のお話をするときにも、仕え合って生きることの魅力を語り続けています。ブログやポッドキャストでも、仕えて生きることのエッセンスを発信しています。コーチングを学んで資格を取得し、個人の成長を支援し、プロジェクトの応援を続けてきました。この本を書いたのも、さらに多くの方々に仕えて生きるサーバントの魅力を伝えるためです。

「人を幸せにする生き方」の内容

この本は、前半と後半に分かれています。前半では、サーバントとはどういう存在かを解説します。仕えて生きるとは?どんな喜びがあるのか?サーバントの姿を理解することができるでしょう。自分がサーバントとして生きることをイメージしながら読み進めてください。

後半では、サーバントが大切にする10の考え方を紹介します。サーバントの価値観がわかるでしょう。行動や判断の基準です。あなたの考え方と照らし合わせながら読んでください。

また、サーバントの歩みの例として32人のストーリーを掲載しています。私が関わってきた方々の歩みをもとにしたものです。具体的な歩みがどのようなものか理解できるでしょう。

なお、ところどころで聖書の教えや信仰的なことに触れています。サーバントの歩みを理解する助けになるようにと願ってのことです。キリスト教の信仰を強要する意図はありません。ご理解ください。

みんなでつくった本

「人を幸せにする生き方」は、多くの人に応援してもらって書き上げました。数ヶ月にわたる執筆でめげそうになることもありました。声をかけてもらったり、助けてもらったりして、なんとか完成させることができました。編集や校正についても、みなさんの貴重な意見をたくさんいただきました。著者は私ですが、大切な仲間といっしょに作った本です。

関わってくれた仲間の声を紹介します。

アイドルと異なり、交通費だけで会えるのが牧師です。その知恵、いかがですか? (M)

人を幸せにするのは不可能という「思いこみ」から解放されます。(北里大学名誉教授稲吉)

精神論や義務感でなくて、仕える生き方ができるようになれたらいいな!(H)

「目からうろこ」のサーバントライフ、21世紀の生き方はこれだ!(Luke)

携帯の手軽さもいいけど本の存在感はやっぱりいいものですね。(TMO)

「サーバント」という言葉の奥深さがいっぱい詰まっていると期待しています。(katsu)

人を幸せにする生き方に、一歩前に踏み出すことができそうです。(根城昌美)

ここに先生らしさが詰まっていると思うと後輩牧師としてワクワクが止まらない。(NeriMa)

人に仕えて自分も幸せになる、そんな生き方がしたいと思っていました。(TT)

サーバントな生き方の魅力がわかる本。こういうの読みたかったんです。(鈴木大輝)

仕える生き方・・・昨日までは雲の上、今日からは私の日常をつらぬく一筋の道。(WS)

この本を読んだ後、自分の行動にどのような変化をもたらすのか楽しみです。(み)

ひとを幸せにするなんて、大変そう。何故その生き方を選んだのか興味があります。(N)

もっと深く知りたい方のために

中澤信幸は、「きょうもいい人」 http:/nobu.bokushi.jp/ というブログで情報の発信を続けています。サーバントとして日常を生きるヒントが紹介されています。

「働くみんなの朝の番組『あさのば』」を平日の朝に配信しています。五分ちょっとの音声番組です。ポッドキャストの形式ですので、パソコンはもちろん、スマートフォンやタブレットでも手軽に聞くことができます。こちらも、ブログの中に購読案内があります。

サーバントに関する質問、ご自分の歩みについての相談、コーチングの依頼なども歓迎します。ブログの問い合わせフォームからご連絡ください。あるいはnobu@bokusih.jpまで遠慮なくメールしてください。

その他、中澤信幸の講演、活動予定、今後の執筆については、メールマガジンを購読、あるいはツイッターで@nobu_servantをフォローすると、よりタイムリーに知ることができます。気軽にご利用ください。

読者のみなさんへの特典として「サーバントが大切にする10の考え方」をシンプルにまとめた資料を用意しました。読みながらメモを加えたり、トイレに貼っておいたり、手帳にはさんだり、自由に活用してください。

ほめられると調子に乗って、伸びるタイプです。サポートいただけたら、泣いて喜びます。もっともっとノートを書きます。