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ドーン

火星に行く宇宙船の中で
乗組員が、メルクビーンプ星人に思考を乗っ取られると言い出す。

というような話から始まるのでSFか とちょっと驚いた。
宇宙船では協調性とか問題解決とか、精神的にタフな人しかなれないのではと思っていると、分人という考え方が出てきて
いろいろな人と接して、「その人との関係性の中だけの自分」というのが
沢山いるのに、宇宙船の中では「分人」になれないストレスがあるのではないか とでてくるのである。


そのうち、人種差別の話とかアメリカの大統領選の話が出てきたり
だんだんいろいろな陰謀めいた話になってくる。
「東京大震災」があったという設定で、それで息子が亡くなったのが
宇宙飛行士のアスト(明日人)で、この宇宙船に乗っていた。
その息子の少しずつ育つ映像ARがいる家に違和感を抱く。


東北の震災を経験する前に書かれた小説である。

実はまだ150ページほど読み残しているのだが
いろいろあり過ぎるので今書けることを書いてみた。
大統領選と、他国の内戦とそれに関わる企業と宇宙船乗組員と
たぶんこれから読んでいくととんでもないことになりそうなので
その1として書いてみた。

オードリーの若林さんのエッセイを読んでいた時に
「その時僕は平野さんの「ドーン」を読んでいて」という一言があって
読んでみようと思ったのだった。

面白いが、まだうまく語れない。とりあえず読み終わらなくては。




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