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「習うより慣れろ」の大切さ

先日、コーチをしている高校テニス部の団体戦がありました。

去年から今年にかけて、あまり対外試合ができていないので、部員たちは試合経験不足だと感じていましたが、まずはどこまで出来るのかを本番で試してみるいい機会でした。

試合が始まる前に私が部員たちに伝えていたのは、

「今のチームでどこまで出来るのかは未知数だから、まずは経験してよう。そして、自分たちの実力を知ろう。」

でした。

試合が始まると、普段の練習ではいいショットを打っている部員たちの多くが緊張とプレッシャーで固くなり、実力を出しきれていないのは明白でした。

それを見て、きっと部員たちは練習に対する意識が変わってくれるだろう、と感じたんです。

実は試合前日も、どこか緊張感がなく、のんびりしていました。私からすると、こんな雰囲気で試合に臨んで大丈夫かな、と思ったのですが、私が何か言ってもなかなか理解してもらえなかったと思います。きっと部員たちは、「またコーチが何かうるさく言ってるよ。。」ぐらいに思っていたのかもしれません。

でも、今回の試合で本番特有の緊張感、プレッシャーを感じ、それに負けて実力発揮できなかったことを痛感したので、今後は私のいうこともだいぶ理解してくれると期待しています。

本番の緊張感やプレッシャーは、本番でしか作り出せません。だから、実際に経験するしかないのです。何度か経験すると、それがどんなものか理解できるようになります。「習うより慣れろ」です。

あとは、メンタルトレーニングをして、どうすれば緊張やプレッシャーに対応できるかを学び、本番の度に学んだことを実践することで安定して実力発揮できるようになります。

今回の試合でチームの実力は30%くらいしか発揮できていなかったと思います。でも、あと70%を引き出すことができれば、今の実力でももっと勝てるようになります。

部員たちがこれからどんな思いで部活動に取り組むのか楽しみだし、私もコーチとしてどうやって部員たちの実力を引き出すか一生懸命考えようと思います。

一年後が楽しみなチームです。


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