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成長記録

自分自身もそうだったが娘たちを見ていて、幼稚園から小学生になって大きく変わったことといえば〝友達との関わり方〟

以前も書いたが、わが家は【小学生になったら遊ぶ時は自分たちで考えて行動する】ようにしている。

本当に大きなトラブルは別として、友達との喧嘩も含めどうすればいいかは自分たちで考えさせている。

そんなわが家だが、去年の4月には下の娘【蒼】も1年生になった。

入学当初はお姉ちゃんと一緒に登校していたが、同じ学年の子たちが目と鼻の先に何人もいることもあり、夏前には仲良し4人組で登校するようになっていた。

そんな感じなので、放課後や休日は天気さえ悪くなければずっと誰かと遊んでいる。

嫁に似て抜群のコミュ力を持っているおかげか、友達関係は良好。

そんな蒼にも悩みがあった。

それは、、、

自転車(補助輪無し)に乗れない...

運動神経は悪いわけではない。

しかし、彼女の問題は三輪車が大好きだった...

姉【零号】が補助輪付きの自転車で近所の子と遊びに行く時もずっと三輪車で追いかけていた。

しかも補助輪付きの自転車を軽く追い抜かすほどの高速回転...

そんな蒼にとって自転車という存在は興味がなかった。

しかし三輪車はいずれ卒業を迎える時が来る...

さらに困ったことに大の負けず嫌いなので、自転車に乗れない自分が嫌で練習をする気にならなかった。

そんなこんなで1年生の時は気がつけば冬になり、自転車をしまう時期になっていた。

4月になり、ようやく雪が溶けてきた頃に

「お父さんもそろそろ自転車通勤するから、みんなの自転車も出しておくね」

そう言うと零号は喜んだのだが蒼は聞こえないふり...

去年は近所の子たちも1年生ということもあり、そこまで遠くに行かなかったが、今年はどうなるか分からない。

そんな時に自転車に乗れないとおいていかれるであろう。

ここでわが家の考え方としては、自転車に乗るも乗らないも本人の自由。それで友達と遊べない、遊びが制限されるのも本人次第。

幼稚園児ではないので、友達との関わりは自分で考えてもらう。

もちろん、そうなるのは絶対に嫌であろう蒼に練習してみようかと声をかける。

すると、さすが2年生。
去年とは違い、やってみる!と答えた。

そして、早速補助輪を外し練習開始。

初日は一瞬だがペダルに両足を乗せることができた。

悔しがり、目に涙をためるが流れるまではいかない。

無心で行ったり来たりを繰り返している

去年に比べれば大きな進歩である。

そんな妹を見て、姉の零号も一緒に教えてくれていた。

昼食前も後も進んで練習したいと外に出ていく。

何事も本人のやる気が大事だな...

そんなことを思っていると、仲良し4人組の1人が遊びに来た。

そこで初日の練習は終了。

夕方帰宅した蒼から、明日も練習する!との力強い宣言があった。

そして翌日。

午前中に練習していると両足をペダルに乗せることがスムーズになってきた。

零号の時も練習2日目に急に乗りこなしていたので、もしかしたらいけるのでは...という期待をしつつ昼食へ。

食べ終わると同時に練習すると言い外へ出ていった。

洗い物をしたら行くからと伝えると零号が、様子見てるね!と付き添ってくれた。

片付けが終わり私も外に行こうとすると零号が

「少しこげるようになってきたよ!」

と報告に来てくれた。

どんなもんだと外に出ると、そこには昨日遊びに来た友達の姿が。

今日は自転車に乗って来たらしいが、ぐるぐる回っているその子の後ろをわが家の蒼もぐるぐる回っているではないか!

『少しじゃなくて普通にこいでるじゃん!』

と驚いていると、もう1人の友達を呼びに行こうという話になっていた。

そして1時間も経たずに家の前の公園の周りをぐるぐると回りだす2年生の集団が...

その先頭はどういうわけか、先ほど自転車に乗れるようになったわが家の娘の姿が...

その後も学校から帰ると毎日のように自転車で爆走する蒼...

乗れようになったのは成長を感じられて親としてもとても嬉しいことなのだが、次なる問題発生。

どこまでも行くであろうこの暴走機関車を制御する方法を考えなければいけない...

子どもの成長は毎回、親の新たな思考回路を作ってくれる...

ちなみに三輪車時代はこんな感じ

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