先生ありがとう!
4月に入学した次女もだいぶ(かなり)学校生活も慣れてきた。
パッと見れば立派な小学生である。
次女も小学生になったことで、親としては発見があった。
長女が1年生の時は4月中から宿題が始まった。
内容はひらがなの練習。
1日1文字をノートに書いていく。
月曜日は〝あ〟だったら、翌日は〝い〟次の日は…
といった感じ。
『さすが小学生、こんな風に進めていくんだね』
と、嫁と話していた記憶がある。
その後、家庭学習も始まり教科書を見ながら問題を書いてあげたりしていた。
・・・・・
これって結構大変…
内容自体は簡単なのだが、子どもの習った範囲でノートを埋める。
授業は一つの内容を深掘りして分かりやすく教えるのだろうが、問題にすれば数行で終わるような量でしかない。
足し算を習ったとはいえ、11以上にならないように問題を作る。
漢字も覚えたとはいえ、ページの半分ぐらいは毎日使い回し。
小学生になれば、自分で遊ぶこともだが宿題も勝手にやるだろう。
そう思っていたが、実際は親の作業が意外にある…
段々と授業が進むことで子どもの学習&親問題作りのレベルも上がりだいぶスムーズになってきた。
2年生になると基本は自分で問題を作っていく。
たまに問題書いて〜と言ってくるが、その頃はこちらも手慣れたものになっていてササっと書いてあげれた。
そんな経験をしてきたわが家。
次女の小学生生活が始まり嫁と2人。
2年前の記憶が蘇ってきた。
『問題作りの順番どっちから?』
こんな会話をする夫婦。
いつから問題作りに追われる日々がやってくるのだろう。
そんな思いを胸に過ごしていた…
のだが!
一向に宿題・家庭学習が始まる気配がない。
長女の時はゴールデンウィークにじいじの家に行った時、家庭学習ノートを持っていったはずだが、気がつけば夏になろうとしている。
はて・・・???
まぁ、無いならないでこちらとしてはありがたい。
次女も楽しく学校に行って勉強も悩んでいない様子。
そんなこんなで気づけば夏休み目前。
うちの行っている小学校では、1学期の終わりに担任の先生と保護者の面談の時期がやってくる。
嫁の休みに合わせ、長女・次女を同じ日にやってもらえることになり、話をしてきてもらう。
その日の夜、子どもたちが寝た後に嫁とまったり晩酌タイム(1人でだが…)
その時の話で、家庭学習の謎がとけた。
次女の担任の先生は今年で定年になる大ベテラン。
その先生曰く、
『まだまだ幼稚園生活が抜けない1年生に、宿題と言い続けたら勉強が嫌になっちゃう子もいる。それに家庭学習といっても結局問題を書くのは保護者。学校生活が始まってドタバタしてる親に負担はかけれない。だから私は子どもも親も落ち着いた2学期ぐらいから始めます』
ということらしい。
先生ありがとう!
子どもだけではなく、保護者のことも考えてくれてた。
宿題・家庭学習については学校の方針もあるが、先生自身の考えもふまえて考えているらしい。
要は、その学年で学ぶことをしっかりと覚えてもらうようにする。
それができるように、生徒一人一人にあった形を考えて次女の学年はこんな感じになったようだ。
初めて勉強・授業という時間を過ごす1年生。
そんな子たちに勉強の意味を覚えてもらう。
その為には、子どもたちがゆったりするべき家庭の負担が少ないように考えてくれていた。
本当にありがたい。
長女の1年生の時の先生がどう。というわけではない。
むしろ長女の場合は合っていた。
おかげで意外に勉強ができる長女。
人に教えるということは大変だなぁ。と改めて感じた。
そんな次女だが、最近は覚えた漢字を言いたくてしょうがない。
しかし、音読み・訓読みが苦手らしい。
ある日のこと、次女が突然
『お父さん、〝じょうぎ〟の〝じょう〟習ったよ!』
と言ってきとたが、多分〝上〟のはず…
説明し、あっそうか。と納得する次女。
すると長女が
『今日、ちょうど〝定〟習ったよ』
と言ってきた。
『でも、あれって〝うかんむり〟だっけ?』
と悩んでいたので、そうだよ。と空中に書いてあげると、おしゃべり次女が
『〝字〟って感じのやつでしょ!』
とのってきた。
正解!と答えたがさらに
『あれって〝はなかんむり〟っていうんじゃなかったっけ?』
と言ってきた。
はなかんむり…
やるなこいつ…
先生いつもありがとう…
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