負けず嫌い、でも素直
娘たちは来週から3学期。
2人とも親が言う前に少しずつ学校準備も進めている様子。
とはいえ、持ち物はそこまでないのですぐに準備できる。
1番の問題は今も昔も【宿題】だろう。
長期の休みあるある。
最終日に焦ってやる!
入学前はこんな感じになるのかな?
と考えていた。
しかし、うちの場合は力強い味方?が...
夫婦共働きが主流ともいえる現代。
春・夏・冬(秋も欲しいと子どもたちは言うが...)休みの期間中、児童館で1日預かってくれる。
そして児童館の日課で、午前中に勉強の時間をとっていてくれる!
ということで、2人ともあっという間に学校の宿題を終わらせ、今は各々で選んだドリルに取り組んでいる。
なので、うちの場合は宿題も終わらせ残りは一行日記ぐらい。
余裕だな〜。と思って過ごしていると、先日次女が学校の宿題を持ってやってきた。
『お父さん。丸つけして〜』
長女(3年生)は自分で丸つけをするが、次女(1年生)はまだ保護者がつけてください。と言われている。
長女の時もそうだったので、いいよ〜。と気楽に答えたが、ここから長い戦いが始まるとは想像もしていなかった...
以前書いたが、長女は誰に似たのかなかなか優秀らしく勉強ができるほう。
比べるのは申し訳ないが次女は一般的なレベル。
まだまだ1年生だが、中の中をひた走っている。
なので、そこそこ間違う...
見開き(2ページ)全部正解があれば親子で大喜びする。
そして、間違いはというと...
やり直す!
と張り切っている。
繰り返すが長女は頭がいい。
宿題全体で間違いが2、3個。
次女はというと、1ページで2、3個。
理解していないわけではないが、うっかりミスが多く確認しないで進んでいく。
なので解き直すとあっという間に解けている。
とはいえ数が多い...
丸つけを始め4、5ページが過ぎ、こちらも長期戦を覚悟した。
最初のうちはスムーズだったが、ページが進むにつれ次女のため息が増えてきた。
そして、ついに最後のページに辿り着く。
最後だね!と声をかけ答えを確認していく。
すると、一問だけ間違い発見。
そこを飛ばして丸をつけていると、終始様子を見ていた次女の方から鼻をすする音が聞こえる。
フッとそちらを見ると...
目に涙をたくさん溜め、ポロポロと静かに流している次女の姿が...
下の子あるあるだと思うが、上の子よりも強い。
そして頭の回転が早く、負けず嫌いで良くも悪くも悪知恵が働く。
さらに自分の都合が悪くなるとデカい声で泣く。
そんな次女だが理解力が高い分、自分の悪い部分や悪いことをした時は本気で反省して気づかれないように静かに泣く。
まさにその状況が目の前で起きている。
問題を理解はしているものの、間違ってしまう自分が悔しかったようだ。
普段はお調子者でムードメーカーでわがままな彼女だが、しっかりと自分を見ることができる。
悔しかった?
と尋ねると、静かに頷き声を出して泣き始めた。
抱きしめてあげると、より大きな声で泣いている。
長女もなんとなくだが事情を察してくれて、ティッシュを何枚か持ってきて次女の頭を撫でてくれている。
しばらくして、落ち着いて次女に
『間違いは悔しかったけど、もう一度やったらできる?』
と質問すると、うん。と頷く。
その目は絶対に最後までやりきってやる!という力を感じる。
そして、無事に終わらせて満足気に宿題をしまいに行った次女。
戻ってくると、
『〇〇(長女)と遊ぶ!』
と言って笑顔でいつも通り2人で遊び始める。
長女も次女の頑張りを分かってくれて、いつもより優しく(喧嘩しないようにして)遊んでくれていた。
次女は家の中で一番の負けず嫌い
でも、一番素直
勝ちたい時は勝ちたいし、楽しい時は誰よりも楽しむ。
そして、悔しい時は本気で悔しむ。
家ではこんな感じだが外では友達や周りの様子を見て、みんなが楽しめるように動いているらしい。
自分の思いに素直に。
そして、みんなを楽しくしたいと考えている自慢の娘。
これからも見守っていこう。
本人は真剣なのだが、生まれつきのムードメーカーだけあって、間違いもみんなを楽しませてくれる...
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