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この時代にマネージャーに求められる資質とは?

変化の激しいこの時代において求められる管理職の本質はどこにあるのだろうか?

わが社も変革の過渡期にあり、組織改革、人事異動が頻繁に行わるようになっている。社員は頻繁な変化に対応するため業務量が増え、マインドが疲弊しているように見える。

世に中には著名な人がマネージャーやリーダーについて書いた本が溢れている。非常に参考になるものが多く、私の感覚がそれらと合致しているかどうかはわからないが率直な想いを書きたい。

不透明な時代にマネジメント層に、より求められることは?

まず、背景を簡単に考察する。

1)将来への不安

コロナ、それをきっかけに加速するデジタル化により環境は急激に変化している。ビジネスパーソンにとっても、終身雇用が崩れ、数年前の仕事や業務内容が過去のものとなり、自分がこの先どうなるのか?常に不安を抱いている。事実、転職に関連する書籍やサイトが人気を博し、ビジネスパーソンがアクセス、購入している。

2)業務の複雑化
上記で述べたことに付随するが、デジタルテクノロジーが浸透している日常業務では、使用するテクノロジーやステークホルダーが増え、業務が複雑化している。シニアマネジメントは、現場を知らないため、数年前に比べ業務が増えたことに目を向けない。結果、メンバーが心身共に疲弊する状況にいたっている。

3)人間関係の希薄化
言わずもがなだが、リモートワークにより雑談が減り、ちょっとした相談ですら難易度が高い時代になった。新入社員、転職した人達が馴染むにはコロナ前に比べ、相当の苦労を要する。

それでは、私自身が強く意識していることは何なのだろうか?

1)将来の不安への対処法
管理よりも”リーダーシップ”が圧倒的に重要だと考えている。将来起こりうる変化を想定して自分なりの将来のビジョンを伝えるべきである。その際、そのように”考えるに至ったプロセス”を伝えることが大切だと考えている。プロセスを真似ることで自走する手助けをする。また、今取り組んでいる仕事や業務が明るい未来につながっていることを繰り返し伝え自信を持たせることが大切ではないかと思う。いかに、彼らのマインドを鼓舞するのか?マネジメント層が考えるべき問題ではないだろうか。

2)業務の複雑化への対処法
彼らの業務負担を可能な限り正確に把握して、理解していることを伝えることが最初のステップではないかと思う。マネジメントがほとんど理解していないことに驚きを隠せない。次に業務を整理して、役割の明確化および分担を適切にマネジメントする。これは俯瞰して業務をみるマネージャーにしかできない業務だと思う。業務内容は水物であり、常に変わっている。数か月に1回は必要になる。マネジメント層であれ、実務を理解するべきである。では簡単にできるのだろうか?答えはNoである。マネージャー自身がテクノロジー変化への理解を高め、実業務を把握することが大切である。私は”管理ではなく学びたい”という姿勢(本当にそうなのだが)でメンバー業務を見学させてもらったり、デジタル関連資格の取得を進めている。マネージャーには必要ありません、という人が多いが、私はそうは思わない。ビジネスオペレーションを理解していないマネージャーに明日はないと思う。

3)人間関係の希薄化への対処法
昨今、色々なノウハウ本が出版されているので社会に説法かもしれないが、私なりの現場での考えるを述べる。まず、マネージャーが偉いという勘違いや態度はチームを硬直させる。常にメンバーと対等であるべき(完璧は難しいので、対等であるべきだとマネージャー自身が意識すべき)だ。マネージャーはあくまで”役割の一つ”なのである。綺麗ごとを言っても評価者であるからそんなことは難しいと言われるかもしれない。私は、自発的に360度調査を行い(アンケート機能を活用して)結果をメンバーおよび上司にシェアしている。完璧に対等にはならないが、私自身も評価されるということを意識するし、彼らも上司を評価する機会があると意識することができる。

今日は転職に備え、有給を取得して朝から掃除をしている。ふと思い立ち書いてみたのでまとまっていない点はご容赦いただきたい。

私自身、理想とするマネージャーにはまだまだ課題が多いと常に反省する日々ではある。ただ常に内省を繰り返し、理想に一歩でも近づきたいと思い、行動に移している。

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