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インドの山奥を125ccスクーターで走って見ると、目の前は絶景映画のワンシーンだった⑦


あらすじ

2023年5月15日から1泊2日でインド・ラダック地方のレーからカルギルまで、往復スクーターでのツーリング中である。

翌16日12時00分頃、無事にインド・ラダックにあるラマユル村に到着。これからラマユル寺院を見学にいく。

レーまでの復路も残りわずか、引き続き楽しんでいこう!

①ラマユル寺院に着く

メインロードを外れ、砂利道を走りながらラマユル寺院へ。

寺院入口に駐輪・駐車スペースがあることに気づく。目の前のチケットカウンターで入場料50INR払う。

寺院は小高い山の上にあるため、歩いて登ることになる。

ラマユル寺院入口には、沢山の小さなマニ車が寺院の入り口に飾ってある。

カルギルから走りっぱなしの道中であったため、トイレを探す。

寺院の方向に進むとトイレを見つけるも階段の登り降りが激しく、すぐに高山病の症状がでてしまう。

寺院に入るが、人がいる気配を全く感じない。

朝の勤行もとっくに終わり、僧侶の方々もどこかに行ってしまったようだ。

静かな寺院の壁画につい見惚れてしまう。本堂は写真撮影禁止である。

寺院内部からストゥーパーがみえる。

ミャンマーやインドなどの仏教寺院では形は違うが、よく見られる仏塔である。

のどかな景色にストゥーパーが合うと思うのは私だけだろうか。

ラマユル寺院からみたラマユル村だ。

見た感じホテルかマンションがあるだけという感じであるが、この村特有の静けさも存在している。

素朴な山奥らしき雰囲気も感じられる。

ムーンランド(月の世界)と呼ばれるラマユル村での魅力的な景色だ。

もっと晴れていれば地表の金色感全開になるであろう。

たった1時間の滞在であったが、ラマユル村のほんの一部だけを堪能し、レーへと向かう。


次回はラマユル村で星空全開の夜景と、ムーンランドの景色を1日楽しみたい。

早朝だとラマユル寺院での僧侶の方々の勤行も楽しめる。

次にラダックに来た時の期待を膨らませながら、ラマユル村を後にする。

②カルシェの検問にて手続き

カルシェの検問まで無事に戻ってきた。これで難所は全てクリア。

検問は比較的空いていた。パスポートや入域許可証のチェックと出入域帳簿の記帳をし、手続きが終わる。

レーに向けて再び出発。レーまでは約100kmだ。


③最高のランチ

14時を過ぎ、レーに向けてサスポールの街の手前を順調に走っていると、美味しそうなタンドリーチキンを焼いているレストランを目にする。

一度は過ぎてしまったものの頭の中はタンドリーチキンでいっぱいになり、このレストランまで戻ってきてしまった。

時間に余裕があるため、昼食を摂ることにしよう。

レストラン名は「マウンテン ダイナー レストラン」

カレーやチャーハン、タンドリーチキンなど扱っている料理は多めだ。食後にアイスコーヒーや紅茶なども楽しめる。

メニューを見た限り、このレストランのメニューを制覇したくなる。

炭火で焼いたタンドリーチキンだ。

スパイシーな味付けに炭火の香りもあり食欲がそそる。

1/4羽分とのオーダーとしたが、ハーフでも良かったと後で後悔する。 

インディカ米のチャーハンだ。

タンドリーチキンとは違って優しい味付けに、パサパサ感が絶妙である。

あっという間に胃のなかに入ってしまった。


食後の紅茶で一息。

やはりインドといえば紅茶である。食事の後の一杯はやはり落ち着く。

それに加えて、空気も天気もいいので贅沢感も引き立っていた。


最後に臭い消しとしてミント系の甘いもの。口の中がとてもスッキリする。

これだけ食べても、400IDR前後(700円位)。応対してくれた女性店員の方も、フレンドリーな感じで十分楽しめた。

だが後で、Google mapで検索しても掲載されていない。私の中では幻の穴場レストランということになってしまった。

④サンガムビューポイント

サンガムビューポイントまで戻ってきた。今日も晴れていて爽快な景色を目の当たりにする。

ただ昨日見た景色とは色合いが違っている。時間が変われば景色も変わるということに気づいた。

綺麗な川に太陽の光が反射しているのがキラキラしていて絶妙である。

⑤レー郊外まで戻る

レー郊外のインダス川のビューポイントに到着。

ここまで帰ってくると、レー市内までは1時間以内で着いてしまう。

このビューポイントの付近は軍事施設が多数あるため、撮影にも気を使わざるを得ない。

レー市内に入ると交通渋滞する場合が多い。しかも今16時30分過ぎで、ラッシュアワーでもある。

色々な方面から道が合流してしまうのと、ただでさえ多くの建設現場や軍事施設に出入りする大型車両が、道を遮ってしまっているからだ。

ここまで来れば宿は目と鼻の先なので焦らず行こう。

⑥ついにレー市内に戻ってくる

レー市内に入り、後ろからスピードを出した車両が私を追い越して行く。

ここはひたすら安全運転。最後に事故を起こしたら今までの努力が水の泡だ。

この2日間、山奥を走っていたのもあり、レーが随分都会だと感じる。


レー市街地に到着。目の前にそびえ立つ山々が綺麗かつ壮大である。

宿までの道のりは入り組んでおり、混雑していたため撮影できず。

この地点から約15分後の17時前に宿に無事到着した。


⑦宿での最高のおもてなし

宿のスタッフの方々がにちょっとしたパーティをしてもらえた。

スタッフさんやオーナーさんから、
「本当にカルギルに、たどり着けたのか」
と言われたので写真を見せたら
「大したものだ」
とありがたい賛辞をもらう。

この夜はスタッフさんやオーナーさんと楽しく過ごせた最高の夜になる。


ラダック最後の夜がここまで楽しくなるとは思いもしなかった。食事もおいしいし文句なしだ。

楽しんでいると、レンタルバイクのオーナーさんがバイクを引き取りにきた。いよいよ旅を共にしたスクーターとお別れである。

別れ際に、最高だったツーリングの報告と素晴らしいバイクに出会えたことを感謝させてもらった。次回もよろしくお願いします。


⑧レーの空港は大惨事

(記事は2023年5月16日Hindustan timesより)

宿のスタッフさんから悲報が入る。本日レーの空港で軍用機が故障し滑走路閉鎖となった。

そのため終日民間の離発着ができず、空港閉鎖になっていた。夜通しで作業するらしいが、もしダメなら明日のフライトも混乱するとのこと。

スタッフさんから、もし長引くようならシュリーナガル空港まで車を用意するので、そこから飛行機に乗ると良いとの提案をうける。

⑨レー空港を無事に離陸

軍用機の撤収作業は深夜に終わったようだ。滑走路を塞いでいた軍用機は滑走路の横に移動されていた。(レー空港は撮影禁止のため写真はない)

空からレー郊外を見ると、今回のツーリング旅のことが走馬灯の如く蘇ってくる。

宿のスタッフさんやオーナーさんには感謝してもしきれない。多分この宿やレンタルバイク業者を選んで大正解だった。

Mentokling Guest House 及び
DEADVENTURE TOUR & TRAVELSの皆様
最高のおもてなし、どうもありがとう。

⑩次の目的地へ

最高のラダックを後にし、次の目的地ハイデラバードへ。「インドのハイデラバードを20時間で楽しんだ」に続く。

「インドの山奥を125ccスクーターで走って見ると、目の前は絶景映画のワンシーンだった」
は、ひとまずこれで終了。

今後も、さまざまな形で旅はやろうかと計画中。引き続きお付き合いよろしくです!

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