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#Zed2021 Conference デザイン関連セッション紹介

EPAM Systemsが毎年開催しているプライベートカンファレンスが10/18〜10/22までの5日間、昨年同様オンラインで開催されます。

日本市場的には存在的に相当ひっそり感ありあり(笑)ですが、毎年3,000人〜4,000人が開催都市に集まる東欧ではメジャーなプライベートテックカンファレンス、毎回150〜200ぐらいのセッションがあります(個人的観測ですが日本からはほとんど参加ないです。一部のEPAMの国内クライアントが参加する程度?)

メジャーと言うなら全世界から1万5千人ぐらいが参加しているAdobe MAXぐらいであるべきですが、言語統一のない東欧でそれだけ人に集まる、そしてロシア語圏でもみんな英語で語りあう、というのはEPAMならではかもしれないです(後記)

どんなイベント?

プライベートカンファレンスですが、いわゆるテクノロジーカンパニーやソフトウェアベンダーが主催するカンファレンス(Dreamforce、GCP Next、Adobe MAXみたいな自社技術や製品紹介、商談目的のイベント)ではなく、どちらかというとGoogle I/OしかもI/O Extended?あるいはDroidKaigi?みたいなエンジニア同士が集まってお互いに学び合うような壮大な勉強会!みたいな雰囲気です。世界中のEPAM社員がお互いに発表し合う社内勉強会+社員総会を社外の人にもオープンにしているようなイベントです/でした。

以下、実際の雰囲気(3年前のEPAM SEC 2018に参加したときの様子)

メインホールでキーノートあったり廊下でLT(左の写真)あったり、

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セッションによって雰囲気もガラッと変わってました。人気のあるセッションは満員で参加できないケースも多かったです。

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EAPMならではのイベント

前記した「EPAMならでは」と書いたのは、 Wipro(インドの超巨大IT企業)ほどの規模ではないにしろ、日立が買収した米GlobalLogicよりも規模が大きく、EPAMは東欧最大手のソフトウェアエンジニアリング企業です。

欧州はEU統合後も国レベルでは歴史的背景から東西分断の影響が未だに存在し、東欧に至っては旧ソ連解体後も独立した国々は急激に近代化したとはいえ旧ソ連の影響が強く残っている国も多く(EPAMの本部でもあるベラルーシは、東京2020でも亡命騒動が起こりましたが未だに独裁国家)生活水準や生活様式がまだまだ旧ソ連時代のままの日常の社会で、若い世代はITや英語という新しい共通言語で言葉や国を超えて東欧や欧州全土とのつながりや足並みを揃えているように感じます。
※ 個人の見解です。

そういう背景があるなかでEPAMは国を超えてEPAM Anywhereという働く場所を選ばないリモートITサービスを早くから欧州中で展開しています。(日本でもGoodpatchが住んでる場所に縛られず全国から様々なプロジェクトに参加できるGoodpatch Anywhereという同じようなサービスを展開して今や事業の柱の一つになっていますね)

またEPAM自身の採用目的ではありながら各種テクノロジーの認定試験や英語の無料プログラムEPAM Trainingというプログラムを東欧の学生やエンジニア向けに提供していたりしていて、地味に東欧のエンジニア産出中心企業になってます。

なので、こういうプライベートカンファレンスで普段リアルに合わない知人とF2Fで意見交換や文化交換をする機会を求めているのかな、と感じます/ました。

はい、前ふり終わりw

今年のカンファレンステーマは「Compass」

で、肝心の今年のカンファレンス、テーマは「Compass」。

Over the past year EPAM, together with the whole world, has been navigating through a complex environment of business, political, social and health challenges. These challenges present an even greater need for people and organizations to adapt and put themselves on the right course to successfully navigate the landscapes of disruption and opportunity.
As we witness the accelerating pace of change in digital, cloud, data, and AI technologies, we are also seeing permanent shifts in how we learn, work, and engage with our communities. And for us, the past year has been a year of even faster adaptation, diversification, and growth requiring that we understand EPAM’s Compass and respond to better navigate the constantly changing New Normal.

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今年の登壇者は総勢500人!セッションは大小合わせて400以上!!

多すぎw

プログラムは基本英語で事前録画のオンデマンド配信とライブ配信があります。アジェンダを見ると英語といいつつロシア語やハンガリー語のセッションあったり、自己啓蒙や自身のキャリア体験、キャリア展望、コロナ禍からの学びやリモートワークの際の注意点などなど技術系以外にウェルビーイング系も多くてかなりカオスw とはいえ国や言葉が違い多国籍な文化ならではのカオス感だと思います。

デザイン関連、…というか気になったセッション

I/O記事みたいに個別に紹介しようと思ったのですが、多かったので今回は気になったセッションのタイトルのみさっくり紹介。

10/18(月) ※以下は日本時間

Ancient History of China(ライブ配信)
EPAM Directions 2022 and Beyond(ライブ配信)
The Phoenix Effect – Travel & Hospitality Industry post-COVID
EPAMs journey to the CMO
Envisioning the future in 2021
Working from Home in Pandemic: Sofa, Kitchen, Coffee-Shop(ライブ配信、ロシア語)
Working and Living with the People from the USA(ライブ配信)
The Soul of Content: Beyond Strategy and Design
Design Thinking for Product Deliveries
MACH Transformation(ライブ配信)
Digital Product(ライブ配信)
EPAM Continuum(ライブ配信)

10/19(火)

Mapping DesignOps and UX Maturity on organizational cultures(ライブ配信)
UX tools for business analyst(ライブ配信)
How Security Ruins Design
Business Value-oriented approach to Technology Transformation
Flutter: one code to rule them all or just another platform-dependent approach
Project team alignment around UX design toolset

10/20(水)

Working and Living with the People from Japan(ライブ配信)
The Art of CSS Paint(ライブ配信)
Progressive Web Apps in modern web development era

10/21(木)

DEP 3.0: The Next Wave Of Digital Practice Disruption(ライブ配信)
EPAM Continuum: Beyond Advice, to Impact(ライブ配信)
Get your hands off AI – FS Blueprint(ライブ配信)
Working and Living with the People from Japan(ライブ配信)

10/22(金)

Digital in 2021(ライブ配信)
Health Care with Humans at the Center
Design is Storytelling(ライブ配信)
The Soul of Content: Beyond Strategy and Design(ライブ配信)
Zen and the Art of Anywhere(ライブ配信)
EPAM (as a) Digital Product(ライブ配信)

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ちなみに今年のセッションで一番気になったのは以下のライブ配信、

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本当に🎸の話っぽくてシュール。ロシア語なのが残念w

以上。

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