翻訳記事:デザインの決断に自信を見出す by @littlenono
最近、某デザインシステムチーム内で話をしていて「自信(根拠)」の話になって、いわゆる「えいやっ!」って決め打ちの「決め」ってどうやって決めれるんだろうと思いました🤔
自分の場合、ぶっちゃけプロジェクトが炎上しようが仕様が間違っていようが人が死ぬわけでもない(もちろん人命が関わるプロジェクトもあるのでその場合は考え方が違う)。まぁ、プロジェクト上の責任なんてのは個人の努力でどうこうなるのも限度があるので、失敗しようが間違っていようが、その決定の際にいかに二手先三手先を考えて決断するか、だと思っているので、わりと「えいやっ!」で決めるテキトー主義✨だったりしますが、とはいえ、それはたくさん失敗してきた人生の経験則から来てるといえばそれまででもある。
なんて思いながら、ちょっとググってたらそれっぽい記事「Finding confidence in design decisions」がFigmaのブログにあったので翻訳してみました。もちろん本人Linda (@littlenono) に許諾済み。
デザインの決断に自信を見出す
私たちは皆、キャリアのある時点で自分自身や自分の決断を疑ったことがあります。このアクティビティは、自信をつけるための道しるべとなるでしょう。
キャリアのある時点で、ほとんどのプロフェッショナルは、私が「自信の難題」と呼びたいものに直面することになります;「わかった!」という態度で解決策を提案する一方で、「本当にこれでいいのだろうか?」と不安になります。
これは、経験、データ、プロジェクトの動機、個人的な動機、嗜好、本能......そして、それぞれ独自の経験、データ、プロジェクトの動機、個人的な動機、嗜好、本能を持つ利害関係者を説得すること......の複雑な組み合わせに基づいて行動を起こしているデザイナーにとっては、特に難しいことかもしれません。
デザインプロセスのすべてをコントロールすることはできませんが、自分の頭の中の物語をコントロールすることはできます。もっと自信をつけ、「I got this(わかった!)」という態度で話せて、それを信じるのに役立つアクティビティをいくつか紹介しましょう。
注:仲間と一緒に少人数で行うことをお勧めします。他の人の経験を学ぶことは、往々にして、目を見開かされ、不思議と納得させられるものです。さあ、始めよう。心を開いて、すぐに飛び込んでください。
最初に怖かったこと
自信の形成にまつわる幼少期の人生経験を探ることは、私たちの個人的な物語を、より広範で寛大な視点から捉え直すのに役立ちます。そうすることで、自分自身に対して行うべき仕事に対してより温かい態度が生まれ、実際にそれを行う可能性が高くなることがわかりました。また、このエクササイズを他の人と一緒に行うことで、共感しあえる環境が生まれ、自信をつけるためにお互いをよりよく理解し、サポートしあえるのです。
✨アクティビティ時間✨
あなたの人生の中で、特定のスキルやアクティビティ、規律に関して、まだ自分に自信が持てなかった時を思い浮かべてください。自信を持つためにどのようなステップを踏みましたか?
いくつかの例を書き出してください。(2-5 分)
グループと一緒に、あなたが恐れていたことや、どのように自信をつけたかについて話してください(5分)
私たちのワークショップでの例をいくつか紹介します:
私の経験: 子供の頃、私が一番恐れていたのは、吃音なく大きな声で朗読できないのではないかということでした。自分の部屋で何時間も練習していたにもかかわらず、自信はゼロでした。だから機会があれば、両親や祖父母に一緒に読んでもらい、間違いを直してもらいました。最初は何度も助けてもらいましたが、やがて一人でミスなく読めるようになり、上級クラスの読書グループに入ることもできました!
「子どもの頃、水泳に自信がなかったのですが、母に話して克服しました。母は私を水泳教室に通わせ、水泳ゴーグルをくれました。それからは、クラスで一番年上だったので、参加しないわけにはいかなくなりました : ) 今でも自信はないけれど、それをうまくコントロールする方法は知っています。」
データと経験で自信を築く
自信をつけるための最良の方法は2つあります: A. より多くのデータを集めるか、B. より多くの経験を積むこと、です。
おそらく、完全な自信を得るためには、この2つを何度も何度も繰り返す必要があるでしょう。
データ デザイナーの仕事は、複雑な問題を解決することであり、その解決策を簡単に見せることです。もしあなたがデザインの決断にあまり自信が持てないのであれば、本当に仕事に取り掛かるための十分な情報がないのかもしれません。データ、検証、アドバイスで自信をつけることができます。同業者や同じような問題を解決した人、あるいは問題を直接経験している人と話すことで、より有意義な結論を導き出すことができます。これは私がデザインプロセスで最も好きな部分ですが、問題に関連するありとあらゆる変数で脳をフル回転させることです。寝ているときや "仕事をしていないとき "でも、私たちの脳はピースを組み立てる作業に取りかかり、作業を進めるにつれて解決策がどんどん明らかになっていきます。
経験 誰も聞きたくないこと(※訳注:認めたくないこと)ですが、自信をつけるには時間がかかることがあります。小児期の恐怖に関する最初の練習は、その好例です。絶えることのない練習が、私を今日のスター・リーダーにしました。ひとは、怖いことを何度も何度も繰り返し、突然それが怖くなくなるまで経験を積み重ねます。
しかし、経験を積む旅は一本道ではありません。まるでスピログラフ(※訳注:曲線による幾何学模様を描くための定規)のように何度も螺旋を描く、曲がりくねった道なのです。デザイナーはキャリアの中で、同じような問題を何度も何度も手渡されることが多いあります。このような問題を与えられるたびに、私たちは過去の経験を活用し、微妙なニュアンスで適用していきます。そして、その経験のたびに、過去の決断結果に感情的なつながりが生まれます。成功や失敗に対するこの感情的なつながりは、私たち自身の自信につながる最も強いつながりなのです。
✨アクティビティ時間✨
あなたの人生で、今日もっと自信をつけたいと思う分野について書いてください。趣味でも、デザインプロジェクトでも、人生の中でもっと自信を持ちたいと思う分野でもかまいません。(5分)
エクササイズ2で学んだ、あなたが今恐れていることをグループで分かち合ってください。現在の「自信の難題」に対して、何をもっと使うことができると思いますか?データ?それともその経験に踏み込む勇気?もしかしたら、その両方かもしれません。: )
ワークショップで出た例をいくつか紹介します:
私の経験: 私は今、直属の部下に不要なフィードバックをする自信がありません。怖くて仕方がない!でも、フィードバックを自分の中に留めておくことは、彼らのためにならないとわかっています。これは間違いなく経験の問題です。とても勇気のいることですが、練習を続け、時間が経てば自然にできるようになることを信じています。
「私は今、デザインテクニックとデザインの決断に対する自信に苦しんでいます。前者は、記事を読んだり、他の製品がどのように実行されているかを研究したり、製品チームやデザイン仲間にフィードバックを求めたりすることで克服しています。後者については、リサーチとステークホルダーとの対話で克服しています。」
自信をつける旅のお役に立てたなら幸いです。もし、あなたのチームや友人、同僚のグループでこの方法を試してみたなら、ぜひ感想を聞かせてほしいと思います。連絡先は linderlinder@gmail.com です。
訳以上。
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