【勝手に人生相談 No.400】婚約者の家業継げない ( 静岡県・30代女性)
▼ご相談内容▼
婚約者の家族へのあいさつ前日、実家に家業があることを知らされ、当日、ご家族から2人で継ぐよう言われました。
私は専門的仕事をしており、手紙で「難しい」と伝えたところ、お母様は彼に「学歴の低い人と結婚しなさい」といわれ、彼は傷ついて何も考えられません。
別れるべきだとわかっていますが、整理がつきません。
▼やまのぼ回答▼
整理がつかないのはどうしてだと思いますか。なぜ？別れるべきだとお思いなのですか。質問攻めにして誠に恐縮ですが・・・。
あまりにも、あなたが一般論に圧しつぶされそうだから、意地悪な質問で改めて想起してほしかったのです。
整理がつかないという未練は、立派な愛情の証なのです。愛情の微塵もない人には、端から迷いなど起こりません！
あなたは、物事を生真面目に考える方だとお察しします。それはそれで、あなたの一番の長所かもしれませんが、もっと大人の狡猾さを身に付けるべきだと思います。
家業を継ぐのに反対などする必要は、まったくありません！
あなたは、いまのまま専門的なお仕事を続ければいいのです。家業は、基本的には彼が継承し、あなたの替わりにアシスタントを雇えば、解決しませんか？
これは、極端な例ですが、対処方法は考えればいくらだって出てきます。
肝心なのは、あなたと彼の考え方が、同じであることです。
彼の本心は判りませんが、ご相談内容から判断すれば、深く物事を考えておられるとは思われません。はっきり申し上げれば、頼りがいのない人だと思います。
一番に話さなければならない家業継承問題を、あいさつの前日にしたり、母親からの非常識な言葉に、持論で反論もできないのですから。
それでも、あなたと彼の関係を、誰もとやかく言えません！
でも断言できることは、あなたは実家と結婚するのではありませんし、ましてや家業と結婚するわけでもありません。
結婚は、彼とあなただけの問題なのです！もう一度、スタート地点に戻る方がいいのかもしれません。
▼次回のご相談予告▼
次回の【勝手に人生相談 No.401】茨城県・80代女性のご相談です。「トイレ行きを面倒がる夫」を、予定しております。
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