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【勝手に人生相談 No.478】子を持つのが夢の20代女性 ( 神奈川県・20代女性)


▼ご相談内容▼

20代後半の会社員女性。

学生時代から結婚願望が強く、出会いの場にも多く出かけましたが、なかなかご縁がありません。

「愛する男性と家族を築きたい」というより、「愛する我が子を授かりたい」との気持ちが強く、今の私の夢は、「子どもを持つこと」です。

子ども好きで、将来、自分の子育てに役立つと思い、保育士の資格も取得しています。

最近、夢をかなえるために出会いを求めることをつらいと感じるようになりました。男性を、「夢をかなえるための道具」にしているように思ったからです。

精子提供による出産について調べ、ひとり親で子どもを産んでも、さまざまな支援が受けられることを学んだり、行動に移せるよう貯金をしたりしています。

両親や友人に相談してみましたが、精子提供による出産を理解してくれません。2、3人子どもを授かりたいので、少しでもはやく心を決めなければなりません。

神奈川県・20代女性

▼やまのぼ回答▼

 あなたの夢である、「子どもを持つこと」に対する、準備万端整えたあなたが、相談してみょうと、躊躇する大きな原因はなんでしょう?

 両親や友人の理解が得られないからでしょうか?いや、それは、あなたに一抹の不安があるからでしょう。

 だと言っても、今のあなたを説得できる人は、いないかも知れません。もちろん、私もその一人です。でも、私見だけは、お話しておきたいと思います。あなたは、大きな勘違いをされているからです。

 生まれてくる子どもさんは、ペットでも縫いぐるみでもありません。それに、あなたの所有物でもありません。

 生まれた可愛いベビーのままではありません。

 心が芽生え、一人の人間となるのです。あなたとは、まったく別人格の人間になる宿命を持って、この世に生を受けるのです。

 いま、あなたが心に描いているだろう、母と子の関係をあなたの思い通りには進まない可能性が、あまりにも多すぎると思います。

 生まれてきた、あなたの子どもさんが、ご自身の出自をどう思うか?思いを巡らせてみたことがなさそうです。

 今一度、そのことに思いを巡らせても、決して無駄だとは思いません。

 子どもは親を選べません。これは、とても重大で責任を帯びた言葉です。もちろん、親も子を選べないことも、動かしがたい現実なのですから。

 

▼次回のご相談予告▼

 次回の【勝手に人生相談 No.479】山梨県・40代女性のご相談です。「能力劣る同年代が昇進」を、予定しております。

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