【勝手に人生相談 No.479】能力劣る同年代が昇進 ( 山梨県・40代女性)
▼ご相談内容▼
専門職ですが非正規雇用で働いています。
自分で選んだ道ですが、自分よりも能力があるとは思えない同年代が昇進していくのを見ていると無力感に襲われます。
自分の能力を磨くことに集中すべきだと思うものの、もやもやします。
腐らずに生きていくために、どのようなことを心がけるべきでしょうか。
▼やまのぼ回答▼
あなたは、大きな間違いを、いくつかされています。そのひとつが、昇進は能力だけで決まらないということです。いわば、総合力の評価なのです。それは、客観的かつ絶対的なものではありません。
組織内での人間関係や、その人の人間性なども加味されて、昇進への道が開かれるのです。だれよりも専門的スキルを持ったとしても、昇進できないことだってあるわけです。
さらに、あなたが間違っている点は、他人による能力評価が、客観的なものだと考えていることです。要求される能力に、あなたの能力が合致していないこともあるのです。
一番にあなたが改めなければいけないことは、他人と比較しないことです。他人は他人であり、自分は自分であるという、考え方に変化させることです。
次に、やるべきことは、専門スキルをより高めることです。より高い目標を設定し、それに向けて努力することです。
でも、もしも、昇進したいと思うのなら、昇進していく人々を客観的に見守って、自分とどこがどう違うのかを、研究してみることです。でも、これは、あまり勧めたくありません。
あなたのスキルアップに、時間を費やすことの方が、もっと有意義だと思います。
最後にもう一度申し上げます。
腐らずに生きていくためには、他人と比較しないで、自分のスキルアップを目標にすることです。
もしも、いまの組織で昇進を目標にするならば、あなたの日常の言動から見直す必要があります。でも、それは、あまりお勧めできません。
あなたのスキルと人間性が、生かせる新天地を、模索する方がもっといいと思います。
▼次回のご相談予告▼
次回の【勝手に人生相談 No.480】兵庫県・20代女性のご相談です。「大好きな祖父が危篤」を、予定しております。
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