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【やまのぼ ブックレビュー No.27】「遅読家のための読書術」印南敦史・著<ダイヤモンド社>を読んだ。

本書は、遅読家<やまのぼ>のための本である。
目からウロコが何枚も落ちた本である。

まず著者は、じっくり読んでも「忘れること」は忘れるという。
これは<やまのぼ>が、いつも経験する悩みのひとつである。

音楽を記憶しょうとする人はいない

ここで、ウロコの一枚目が<やまのぼ>の目から落ちた。

読書の本当の価値は、書かれていることの「100%を写しとる」ことではなく、価値を感じられるような「1%に出会う」こと

どんなベストセラーの本でも、読者にとって何かひとつでも得るものがなければ、なんの価値もないということだ。時間のムダ遣いに終わってしまう。

著者は、気になったところは覚えることなく、書き写すことを薦めている。
また、読書を「生活のリズム」に組み込み、複数冊を同時に読むことであるとも説く。

そもそも、本は3種類に分けられる。とか
読書スピードを高める方法を詳しく解説されている。

が、それらは、これから本書を読まれる読者のために、<お楽しみ>に取っておこう!

著者は最後に締めくくる。
「物語」を読まないと、心が貧しくなる。と。

確かに!世の中は、人間が織り成す、「喜怒哀楽の物語」で、できているんだから。


<やまのぼ>のお薦め度 ★★★★☆

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<やまのぼ>のお薦め度規準
(独断と偏見です。あしからず)
★★★★★ 蔵書にして読み返したい
★★★★☆ 読みごたえありでお薦め
★★★☆☆ そこそこ読みごたえあり
★★☆☆☆ 時間つぶしにはなります
★☆☆☆☆ 本屋での立ち読みで充分
☆☆☆☆☆ 時間の無駄使いだけです




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