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雇われてる身。

こんばんは。
今日もお仕事頑張ってきましたよ。

昔、
サラリーマンは、気楽な家業ときたもんだ♪
という歌い文句ありましたよね。
多くの方は、自営への憧れ、脱サラを夢みる
わけですが、サラリーマンは毎月一定額の
給料を貰えるわけです。
一方で、自営業、商売やってる方は、
お金が入ってくるかわからない。
保障がないわけです。
でも、サラリーマンは稼いだだけお金貰えない、
自由か効かない。
以前の職場の同僚も、自分の店持ちたいと、
退職金を資本にし、カフェ開きましてが、
上手く行かず、閉めました。
以前の記事でも書きましたが、私の父も、
事業に失敗しました。

私が単身赴任を15年続けているのも、
サラリーマンだから仕方か無い。
多くの方が口にするのが、
「雇われてる身だから、仕方ないよね。」
10人以上の方から言われてきました。

ちょうど2年前、援農で有機栽培農家でお手伝いしたときのお話し。
真夏の太陽が照りつける暑い日、
草むしりのお手伝いをしました。
12時から作業開始。一番暑い時間。
農家の方は、
「農協に行ってくる」と、
一番暑い時間帯を避けて、戻って来たのは、
暑さが少し和らぐ15時半。
私はそれまでひたすら草むしり。
援農ボランティアとはいえ、
雇われてる身だから、従わなければならない。
農家の方は、自営たから、自由にできる。
この農家さんは、私より一回り以上若くて、
脱サラして新規就農した方です。

暑さで熱中症になりかけ、途中1時間程度リタイアしましたが、薄暗くなるまで草むしり続けました。
今日は暗くなってきたし、疲れただろうから、
自転車は畑に置いて、駅まで軽トラで乗せてあげるとのこと、御言葉に甘え、そうさせてもらうことにしました。

車の中では、野菜の話で盛り上がりました。
交差点の信号が赤になり、車が停車したとき、
突然話題を変え、単刀直入に、
「脱サラして、新規就農して良かったですか?」

即答はされませんでした。
私は、良かったと言う返事が返ってくるのが6割、
あとの4割は後悔の返事があるのては?と
半信半疑で返事を待っていました。
信号が青になり、車を発進させた直後、

「もう、サラリーマンには戻らないかな。」

返事があるまでの間は、かなり長く感じさせられました。
そして、あの間は、深く考えさせられるものでした。

農業を始めてみて、苦労は多々あるが、
自由に働きたい、縛られたくないという思い。
でも、休みもなく、少し後悔もあるのかも。

駅で降ろしてもらい、電車に乗り、
住んている街の最寄り駅で降り、
アパートに向かう途中の焼き鳥屋で
一杯飲むことにしました。
私と同い年くらいのお母さんか営む焼き鳥屋。
中学生くらいの娘さんが、焼き鳥を焼いて手伝っています。
今日の稼ぎは、500円☓6時間で3000円。
一杯450円の生ビール、一本110円の焼き鳥、
暑い中重労働したあとの労いは格別で、
たくさん飲み、食べ、お会計は今日の稼ぎを超える3600円。
野菜を売っての儲け、3000円稼ぐには、
トマトを何個売らなければいけないだろう。
私は猛暑のなか、ひたすら草むしりをして3000円。
焼き鳥屋さんの3600円の売上のうち、利益は何円あるだろうか。

「生きていくとということは難しいんだな。」

いろいろ考えさせられた一日でした。

「雇われてる身」
というと、聞こえはよくないかもしれません。

「チームで、選手としてプレーする」
とでも捉えてみようか。

オリンピックでは、活躍する日本人選手がたくさんいます。
特に、団体競技での活躍は素晴らしいですよね。
私は雇われてる身かもしれませんが、
選手として、貴重な戦力として、
監督から采配されているとでも思って、
また明後日から頑張ってみようか。

脱サラして田舎に帰るのは夢で終わりそうですが、
それでもいいかなと、少し思えるようになってきました。

これって、成長したということですかね?(笑)

もうすぐ夏休み。
私は正月も、ゴールデンウィークも仕事ですが、
夏休みは9日間の連休取得することか、
労使協定で決まっています。
サラリーマンの特権。
思い存分、楽しませて頂きます。

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