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ピカピカのグローブ。


学生時代に野球をやっていた頃、グローブやバットなどの用具を買い換えた人に、人だかりができていました。先輩から取り上げられ、手につけられている同級生の姿がヤケに印象的です。

僕自身にも、親に買ってもらった新しい用具に囲まれた時期がありました。ピカピカのグローブを手にしていると、なんだか気分が良くプレーすることができました。たぶんそれまでに比べたら背筋が伸び、上手くなった気分になっていたのではないかと思います。大げさではなく、いつものグラウンドが違ったようにも見えました。

しかし言うまでもありませんが、もっとも重要なことは、試合で活躍することです。いくらグローブがピカピカだろうが、試合で捕球できなければ仕方がありません。そもそも試合に出られずベンチにいたら、グローブを使うチャンスすら与えられないのです。

これまで僕はどちらかと言うと、自分の用具ばかりを気にしていたと思います。自分にとって、どれだけ輝いて見えるか。他人のものよりも、しっかりツヤがあるのか。そんなことを気にしていました。ただ最近になってようやく、試合で活躍できなければ意味がないというか、むしろそれが全てだということに気がついたのです。

頭でっかちになりすぎず、まずは自分が現場でどんな価値を与えられるのか。そのことにフォーカスして、行動を重ねていきたいと思っています。


いつもいつもありがとうございます〜。