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「意味わかんない」は褒め言葉。


今秋から参加しているマイプロ的コミュニティ『応援しあう東北』のメンタリングが、きのうで最後を迎えた。僕は当初、新たな魅力や関係人口の形成を目的として、地元の宮城県美里町を舞台としたコミュニティ活動『みさと大学』を展開することを目標としていた。ただ、およそ3ヶ月間の活動を経て、現在は必ずしも美里町での活動に固執することもないのではないか、という考えが芽生えている。

その要因となっているのは、個人的にここ1年ほど地域のさまざまな方と繋がりを得られていること。Uターンを考えて地域に顔を出すようになったら、その「人」や「余白」の面白さにのめり込み、月イチペースで宮城の各市町を訪れるようになってしまった。それぞれの街にはそれぞれの魅力があり、僕はいずれも好きなのである。そこで、『みさと大学』と銘打ちながらも、もっと宮城の広域的な人々と関われるコミュニティにできないかと考えたのだ。

この思いをメンターの方に話したら「のぼさんならではで面白いと思うし、1回馬鹿馬鹿しいアイデアベースでもいいから、せっかくならちゃんと設計を考えてみるべきだね。『みさと大学』といって美里にこだわらないとか、ほとんどの人は意味わからないと思うけど(笑)」と言ってくれた。そして僕が「ありがとうございます、考えてみます。なんか『意味わかんない』って言われるの良いですよね(笑)」と言うと、メンターは「あーそのセンスは大事だね」とも言った。

その理由は「『意味わかんない』って言葉は私も大事にしていて、褒め言葉だと思ってるよ。周りの人の考えが追いついていないところにいるってことだからね」とのこと。既存の概念では処理できないような新しいことが、自分の頭に広がっているということだ。僕はこれまでそんな感覚を抱くことが少なくなく、おこがましい話だが、共感できて嬉しかった。

意味わかんないなりにこれから納得させることが大切だし大変ではあるが、なるたけ心の真ん中のほうに置いておきたい感覚である。今回の『みさと大学』に限らず、これからの地方との関わりかたも含めて、既存の概念に頼ることなく自分だけの“答え”を見つけ実践していきたい。「意味わかんない」と言われることをひとつの道標に、歩みを進めていこうと思う。


いつもいつもありがとうございます〜。