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すらすら読める源氏物語(下)感想文 源氏物語サーガ完結!

皆様、こんにちは😄。今回は読書感想文はすらすら読める源氏物語シリーズの下巻の感想文を書いていきます!。


上巻、中巻の感想はこちら





物語は次世代へ

この下巻の主人公は、中巻で源氏の妻の、女三宮と不倫相手の柏木の子である薫(表向きは源氏の子として通っている)、源氏の息子の夕霧の大将も子である匂宮(におうのみや)が主人公です😀。

光源氏や紫の上や頭中将と言った主要人物たちは亡くなっております( ;  ; )。

研究者たちの間では、光源氏のストーリーの桐壺ー雲隠は紫式部自信が書いたが、この宇治十帖(ヒロインの浮舟が宇治にいて主に宇治をメインに話が進む)は紫式部が書いたものじゃないと言う人たちがいるらしい😰僕も、詳しくは感想に書きますが、確かにこの下巻は光源氏の話に比べると少し寂しいというか、イケイケ感がなく感じます😓。

この本を訳した瀬戸内寂聴さんが言うには、この宇治十帖は出家し仏教の知識を身につけた紫式部が自分の為に書いたものなんじゃないかと書いていましたが、僕も寂聴さんの説を信じたいと思います!

感想

薫と匂宮、個人的に匂宮はやはり血なのか、爺さん(光源氏)の色恋癖はしっかりと遺伝しておりました😂、子供のいない紫の上ちゃんから特別可愛がられて育ち、爺さん譲りの容姿淡麗で自由人気質があるから、婿に欲しいと言われても「俺はピンと来ねえと結婚なんかしねよ!」と言わんばかりに遊び歩くやつ

薫は幼いながらも、父の源氏は自分にどこか冷たいところがあるのと、母はなぜか出家してしまっているから、何か薄す薄す感づいていて、自分と世間を悲観し若いながら出家がしたいと思うくらいの子・

薫は生まれながらにしてこの世の物とは思えないくらいに、いい匂いの体臭がしたらしいです(なんじゃそりゃ?てレベル😅)、親友の匂宮も薫にライバル視をして自分で香料を調合して服に塗りたぐっていたレベルらしいです😓、いつの時代もモテる男たちはよい香りがするんですね💦。

薫は女性が許さない限りは指を一本も触れないタイプ(父親は柏木でもなく源氏でもないんじゃない?てレベルww)。

薫は浮舟という女性に恋し、宇治に通うのですが、匂宮もこの浮舟に以前は言いよったことがあります、そして泥沼の三角関係になるわけです😅

こちらのリンクのファスト源氏物語を読むと、中々の匂宮のクズっぷりがわかると思いますし、薫も薫だなあて💦

困りに困った、浮舟は入水自殺をはかり遺体も見つからぬまま葬儀をするのですが、実は生きていて出家をしたてオチがあります💦、ラストはこちらのリンクから皆様も読んでみてください!。

まとめ 源氏物語はすごかった。

ラストは中途半端な感じに終わるのですが、薫の今後はあなたが考えてね!て終わり方を平安時代にした紫式部はすごいなて思いました😁。

光源氏に比べると何やら寂しい気もしますが、こちらの宇治の話のドロドロぶりも面白いのですが、最後の夢浮橋で少し涙が出てきました( ;  ; )切なかった。

長かったですが、面白かったです😄

また時間のある時に上巻から読み返します!



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