中学生の高校選び、忘れないでほしい大切なこと|新潟市の個別指導塾が考えてみた
はじめに|中学生の高校選び、忘れないでほしい大切なこと
「自分の人生は、自分のもの。」
そう言い切れる中学生はどれくらいいるでしょうか?
現役カウンセラーとしてご相談を受けた際に
「私の人生は誰のものでもない、私のもの。」
と断言する方の中に、よくよく聞いてみると、
実は多くの時間を自分のために使えていない方がいらっしゃいます。
今回は、高校入試をひかえた中学生の皆さんのために、
誰のためのものでもない自分の人生を、
自分の手に取り返してもらうために必要なことについて
新潟市の個別指導塾&フリースクールのスタッフとして
考えたことをお話ししていきます。
最後までお付き合い頂ければ幸いです。
人間関係は年とともに変わるもの|新潟市の個別指導塾が考えてみた
東京の私立中高一貫男子校で学生時代を過ごした筆者。
中学時代の友達で、アラ還となった今も
年賀状のやりとりをしているのは、
とうとうひとりだけになってしまいました。
みんなどうしてるかな?元気かな…
仕事の合間、ふと思い出したり考えたりすることもあります。
筆者より若く、
ずっと地元で暮らしているお母様、お父様世代の皆さんでも、
中学校の友達と会う機会はというと、
本当に仲の良い友人以外
年をかさねるごとに自然と減っていったり、
友人たちが県外に出ていってしまったり、
音信不通になったりして、
だんだん会えなくなっていくことも
多々あるのではないではないか、と思うのです。
友達に誘われるから一緒に登下校する。
友達に誘われたから同じ部活に入る。
友達に誘われるから昼休み一緒に過ごす。
友達に誘われるから休みの日は一緒に遊ぶ。
友達が行ってるから、同じ塾に行く。
友達が始めたから、同じ習い事を始める。
友達に誘われたから、同じ高校を受験する。
「自分の意志で友達と一緒を選んでるんだ、仲間は大切だよ。」
もちろん、友達は大切です。
それでも、お母様お父様世代になると起きることは、
年代は関係なく、誰にでも起こりうること。
もちろん、今現在中学生の皆さんにもです。
高校は義務教育ではありません。
当然、最低限の成績が残せなければ、進級できないこともありえます。
筆者の高校教員時代の3月は、
進級できない生徒さんたちの補習や追試に多くの時間を割きました…
トータルのどのくらいの時間になるか、計算したくないほどです。
こちらが一生懸命フォローしても進級できずに、
「後輩と同じ学年になるくらいなら…」
とせっかく入学した高校を去っていく生徒さんもいました。
貴方の人生、本当に貴方のもの?|新潟市の個別指導塾が考えてみた
考えてみてください、
高校を去った生徒さんが貴方を同じ高校に誘った友達だったとしたら
どうでしょう?
貴方も一緒にその高校を去りますか?
さすがに迷いますよね。
家庭の事情で友達が高校を続けられなくなること、
学年の途中で友達が他県に行ってしまうこと
もあるかもしれません。
友達とともに入学した高校から
貴方自身が別の高校に行かなければならなくなる
ことも、無いとは言いきれません。
先ほど箇条書きにした
「友達に…(が…)」
に一つでも当てはまっている生徒さんは、
「自分の人生を生きている」のではなくて、
いつのまにか
友達が望む「友達の人生」を生きるようになっている
かもしれません。
思い当たるふしがあるとしたら、
貴方自身の人生を取り戻すために
少し冷静になって考えてみて欲しいのです。
ほんとうの友達とは、
自分のエゴ丸出しで貴方に要求したりはしない、
ありのままの貴方を受け入れてくれて、
貴方が自分で選んだ未来を心から応援してくれる、
たとえそれが
友達自身が思い描く未来と違ったとしても、です。
貴方が大切な友人の幸せを心から願うように。
中学3年生の皆さんの多くは、
すでに志望校(受験校)を固めてくれているのではないでしょうか。
中学受験する生徒さんは年々増えてきていますが、
それでも高校入試は、多くの生徒さんが
初めて自分の未来と真剣に向き合う大切なチャンス
だと思うのです。
友達と一緒
を最優先してしまう人は
自分の未来を軽く考えてしまっている人
と言いかえられると思うのです。
残念ながら
いいかげんに選んだ進路の先には、
いいかげんな未来が待っています。
友達に限らず
誰かが決めた道を歩むなら、
うまく行かなかったときその誰かに
「おまえのせいで!」
と責任を押し付けることができます。
でも、うまく行かなくて
辛い想いや悲しい想いをするのは、
その誰かではなく、
誰かが決めた人生を歩いてしまった貴方自身なのです。
自分でしっかり考えて、
自分で選んで、
自分で決めたことなら、
たとえ厳しい結果になったとしても受け入れられる
のではないでしょうか。
うまくいかなくて、
思うようにならなくて、
つらい時もあると思います。
でも時間が経てば、
また自分の足で立ち上がり、
自分自身の未来につながる新しい一歩を
踏み出せる時がくるはず。
そうなるまでにどのくらい時間がかかるか
は、ひとそれぞれだとは思いますが。
中学生の高校選びで忘れないでほしい大切なこと、新潟市の個別指導塾が考えてみた|まとめ
今はまだ、たとえ一国の首長でも、
過ぎ去った時間を取り戻したり、
過去に戻って
もう一度やり直したりすることはできません。
ですが、どんな人も、これから先の未来は、
考え方一つで変えることができます。
親きょうだいのものでない
先生のものでない
友達のものでない
だれのものでもない貴方だけの人生を
自分自身の足で一歩一歩歩んでいってほしい…
羽化する蝶のようにアップグレードした
新しい自分に出会うため、
勇気をもって一歩踏み出してもらいたい、
そう心から願っているのです。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました(^^)
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