鈴木のびで

「鈴木のびで」と申します。「詞&詩」を発表します。それ以上でも、それ以下でもなく… た…

鈴木のびで

「鈴木のびで」と申します。「詞&詩」を発表します。それ以上でも、それ以下でもなく… ただ粛々と… 基本暗くてネガティヴな世界観です。

最近の記事

【作詞】のらりくらり

鈴木のびで です。 さて、今回は曲をつけて 歌っていただく事を想定した「作詞」です。 人生は有限です。そう思えば思うほど焦って生き急いでしまいます。 無理して息を切らして走り続けてしまいます。 でも時々は歩いても、何なら立ち止まってもいいんじゃないんでしょうか? ゆっくり ゆっくり 少しでも前へ進めているのなら。 ※現在、作曲、歌唱してくださる方などを募集中です。 それでは どうぞ 「のらりくらり」 作詞 鈴木のびで 作曲 未定、編曲 未定、歌・演奏 未定 生ぬるい夜風 

    • 【詩作】・・・ている

      鈴木のびで です。 雨の夜、裏切られて・・・ そして・・・ている・・・ 読後感、悪し・・・(苦笑) それでは どうぞ 「・・・ている」 降っ・・・ている しとしと雨、しとしと・・・ 眺め・・・ている 窓の外 行き交う車たち 待っ・・・ている あなたの青いメタリックカー でも、でも、でも 知っ・・・ている 今頃きっと彼女と 会っ・・・ている 行きつけのカクテルバーで 笑っ・・・ている 私には見せない笑顔で 薬が毒になるように 癒された愛に今、傷つけられ・・・ている

      • 【詩作】最低賃金

        鈴木のびで です。 絶望の今日、やりきれない現実に消えてしまいたい心うらはら、消えきれない未練、微かに見えた光「せめてもう一度」 それでは どうぞ 「最低賃金」 お願いがある 俺なら死んだことにしてくれないか・・・ 今朝の新聞 身元不明の溺死体 そいつが俺でもいいだろう? 俺の値段は最低賃金 交換はきくはずだから 頼りない右肩に 座った悪魔が囁く 「バックレちまおうぜ」 俺の値段は最低賃金 人生を切り売りしてる 便りない故郷に 残した天使の面影 「せめてもう一度・

        • 【詩作】仮面生活

          鈴木のびで です。 さて、みなさんは「喜怒哀楽」「感情」「衝動」を包み隠さず生きていますか? さすがに無理ですよね。 幼児ならともかく、年を重ねれば「我慢」「忍耐」「常識」「世間体」などいろんな事が身についていくものです。 それは「仮面を被って暮らしている」と言えるかもしれませんね。 それでは どうぞ 「仮面生活」 あんたの仮面は良く出来てるな 嘘も涙も包み隠して 薄ら笑いをうかべてる おいらの仮面は出来が悪くて 心の裏が透けて見えるよ 目つきが喧嘩売りたがる 言いた

        【作詞】のらりくらり

          【作詞】R&R(ロックンロール)はお嫌いですか?

          鈴木のびで です。 さて、今回は曲をつけて 歌っていただく事を想定した「作詞」です。 若かりし頃(とは限りませんが)ロックを聴いた時の衝動がテーマです。 ※現在、作曲、歌唱してくださる方、バンドなどを募集中です。 それでは どうぞ 「R&Rはお嫌いですか?」 作詞 鈴木のびで 作曲 未定、編曲 未定、歌・演奏 未定 黒船来襲 脳天直撃 やられちまったぜ 赤紙到着 顔面蒼白 いざ鎌倉 俺も戦地へ あの日からつづいてる 飽きずに首ったけ R&Rはお嫌いですか? 重くて

          【作詞】R&R(ロックンロール)はお嫌いですか?

          【作詞】不義密通

          鈴木のびで です。 さて、今回は曲をつけて 歌っていただく事を想定した「作詞」です。 洋の東西、時の今昔に関わらず「不倫」「浮気」は存在してきました・・・ それは人間の背負った「業」「宿命」なのでしょうか? この詞は「好き」という気持ちに嘘がつけない恋心がテーマです。 何となく曲調は「演歌」「ムード歌謡」をイメージしていますが他のジャンルの作曲でも大丈夫です。 ※現在、作曲、歌唱してくださる方などを募集中です。 それでは どうぞ 「不義密通」 作詞 鈴木のびで 作曲 未定、

          【作詞】不義密通

          【詩作】かけっこは苦手

          鈴木のびで です。 言い訳ばかりの生き方はもう止めにします。 それでは どうぞ 「かけっこは苦手」 かけっこは苦手だから わざと転んでみたりする 足を引きずり照れながら 「いやぁ、まいったよ」と言ってみる いつもちゃんと逃げ道を 用意してから 勝負するから 後ろめたくて やりきれなくて どうせダメだとあきらめて さめた瞳で勝負するから 情けなくて かっこ悪くて かけっこは苦手だけれど 今度はちゃんと走ってみよう 一番速い自分で負けてみよう 以上、鈴木のびで 「かけ

          【詩作】かけっこは苦手

          【作詞】Sweet pain

          鈴木のびで です。 時は昭和の終わり頃… 私、作詞家「白井 心」名義でレコードを出したことがあります。 残念ながら人生が激変することもなく30年以上が過ぎてしまいました。 契約更新せず、すでにJASRACの管理下にもない そんな青春の思い出?、若気の至りをこっそり披露させていただきます。 それでは どうぞ 「Sweet pain」 白井 心(現:鈴木のびで)作詞 根本 詢一 作曲 西浦 達雄 編曲 菅原 直美 歌 孤独になりたくて 孤独じゃさみしくて 心をもてあまして自分

          【作詞】Sweet pain

          【詩作】境界線

          鈴木のびで です。 さて、ジェンダーレス、ボーダーレスの時代、いろいろ境界線も曖昧になっています? それでも何かにつけ境界線は存在しているのも確かです。 あなたは境界線を越えたことはありますか? それでは どうぞ 「境界線」 「性別を越えた友情を信じるわ」 君はそう言って無邪気に微笑む 「そうだね・・・」僕はうなづく 巧みなバリアーに遮られ 行き場なくした欲望を 酒で心に押し戻しても 君の異性を感じるたびに 性懲りも無く また顔のぞかせる 性の境界線 男と女 情の境界

          【詩作】境界線

          【詩作】同窓会

          鈴木のびで です。 さて、みなさんは「同窓会」に出席されたことはありますか? 楽しかったですか?、それとも・・・ 私は「同窓会」には出たことがありません。 そもそも 開催されているのかも存じ上げません(苦笑) それでは どうぞ 「同窓会」 さみしがりやの 郵便受けに ひさかたぶりの お客様です いったい誰に聞きだしたのか? 私に届いた案内状 3年2組の同窓会が 遠い故郷であるという 確かあの頃 同じ窓から 同じ景色をみんなで見てた 確かあの頃 同じ服着て 同じ時間をみ

          【詩作】同窓会

          【作詞】LOSER

          鈴木のびで です。 さて、今回は曲をつけて 歌っていただく事を想定した「作詞」です。 内心どこかで諦めている・・・、でも諦めきれない・・・ そんな葛藤する男がテーマです。 ズタボロの心と体、それでも続けるしか道はない まるで「私」のように(苦笑) ※現在、作曲、歌唱してくださる方などを募集中です。 それでは どうぞ 「LOSER」 作詞 鈴木のびで 作曲 未定、編曲 未定、歌・演奏 未定 あちこち痛みをかかえて 足も引きずって よろよろ通りを歩くよ 夜の帰り道 イケイケ

          【作詞】LOSER

          【詩作】君ばかり見ていた

          鈴木のびで です。 さて、あなたのお住まいの町では「桜」は咲きました? 今回は桜の季節、どこか もどかしく、せつない一編です。 こういうのも たまにはいいでしょ? それでは どうぞ 「君ばかり見ていた」 何処までも終わらないような 川沿いの土手を歩いた 桜降る春の午後 木の下には不粋者たち 桜も見ずにドンチャン騒ぎ 君は遠い目をして 「キレイね」と言った 僕は不意突かれ 慌てて相槌をうつ 君ばかり見ていた 君ばかり見ていた 桜なんて気にせずに 君ばかり見ていた 君

          【詩作】君ばかり見ていた

          【詩作】営業三課

          鈴木のびで です。 さて、みなさんは今の仕事に満足していますか? 希望の職に就けていますか? 不平不満はありませんか? 私の「仕事」は… 止めておきます(苦笑) それでは どうぞ 「営業三課」 片道切符で放り出されて 途方に暮れる毎日 「売れねぇ野郎は戻ってくるな」 ボスの声は肩越し いつでも 一方通行 Uターン禁止 住宅街 靴底はすり減って ノルマは のろまな足取りで 水平線のまま… 作り笑顔は笑ってなくて ドア越しマダムが 邪険に断る 繁華街 客引きがすり寄って

          【詩作】営業三課

          【詩作】夢丼

          鈴木のびで です。 さて、あなたの「夢」は何ですか? それは叶いましたか? 時に「夢」は麻薬のように 人生を台無しにしてしまう代物… 私の「夢」は… まだ燻っています(苦笑) それでは どうぞ 「夢丼」 夢丼 食ったら やる気 モリモリ からだ ガリガリ 夢丼 食っても 今日は冴えない 明日は見えない 訳知り顔の奴等が嘲る 「そろそろ お子様ランチは卒業したら?」 知らん顔して貪り食らう 「いやいや こいつにゃ目が無くて…」 夢丼 食っても しわは増えてく 髪は抜け

          【詩作】夢丼

          【詩作】幸福なんて

          鈴木のびで です。 「幸福」の定義は人それぞれ、十人十色 傍目には不幸に見えても 本人は幸福なのかも? どうやら、私の「幸福」は… 捻くれています…(苦笑) それでは どうぞ 「幸福なんて」 「幸福」なんて言葉を 憶えてからは ろくなことがない 「こんなもんさ」と あきらめていた リアルがやけに 貧乏臭く見えちまう 「幸福」なんて結局 不幸な奴を捜し回ること 「あんなさえない野郎もいる」と 「俺の方が十倍マシだ」と ひとりでこっそり笑うこと 幸福なんて 幸福なんて 知

          【詩作】幸福なんて

          【詩作】それでも朝は来る

          鈴木のびで です。 さて、あなたの「朝」は希望に満ちたものですか? それとも、絶望の始まりですか? 私の「朝」は… 止めておきます(苦笑) それでは どうぞ 「それでも朝は来る」 すり抜けた チャンス がんじがらめの ダンス まるで路上のストリッパー 一文にもなりゃしない サイコロ振っては 才能の無さ 思い知るだけさ 三畳の惨状 うなぎの寝床で 見る夢は モノクロ もうこのまま 夜のまま 眠ったままで生きていたいけど 目覚まし「ジリリ」と叫べば バイトの時間 それで

          【詩作】それでも朝は来る