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急に読む俳句と短歌 (QHT)

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風の強い夜、急に俳句と短歌を作りたくなりました。 難しいですが、とても楽しいです。 一週間に一度、短歌と俳句を読んでいます。 季語選びはざっくりとしています。
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記事一覧

無職と幽霊 4/1〜4/5

無職と幽霊 4/1〜4/5

生きて!死んで!蘇る!
『マッドマックス 怒りのデスロード』

4/1

 エイプリフールなので嘘をつきたかった。Twitterに「幽霊と暮らしている」と書いて、ツイートせずに下書きへ保存した。嘘ではないからだ。今もすぐそこに寝転んで、漫画を読んでいる。「幽霊と暮らしている」という本当を、さもエイプリルフールの嘘のように書き込むことは結果的に嘘をつくことと同じではないか、と考えて、確かにそうかも

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6月に急に読んだ俳句と短歌

6月に急に読んだ俳句と短歌

急に読む俳句と短歌 6/4
宵闇に梅雨の匂いか雨の匂い
季語「雨」
雨の音ありとあらゆる事柄がとおくとおくへ過ぎ去っていく

急に読む俳句と短歌 6/10
炎天下バターのように溶けた街
季語「バター」
燃える街なんなんですか人種って多様性ってなんなんですか

急に読む俳句と短歌 6/15
空っぽのサマーハウスに住むおばけ
季語「サマーハウス」
青空に空中都市が消えていく人がスマホを見ているうちに

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急に読むバナナ俳句とバナナ短歌

急に読むバナナ俳句とバナナ短歌

バナナが夏の季語と知って嬉しくなったので。

青空や 浴びるそよ風 もぐバナナ
アンディーも バナナをむいて 食べたのか
ルネサンス 絵画のような バナナかな
季語「バナナ」
生活の 跡は唯一 残された 机の上の モンキーバナナ
彼方から 三時の鐘が 聞こえたら バナナケーキに フォークを下ろせ
好きな色 若いバナナの 緑色 黄色いやつは 君にあげるね

5月に急に読んだ俳句と短歌

5月に急に読んだ俳句と短歌

急に読む俳句と短歌 5/8
湯を沸かし 花冷えの朝 とろかした
季語「花冷え」
サボテンの 孤独を想い 床につく すやすや眠る ここは静かだ

急に読む俳句と短歌 5/12
母の日と騒がずに家事をする父
季語「母の日」
雨音が 聞えてきたら 豆を挽き お湯を沸かして 雷を聞く

急に読む俳句と短歌 5/14
ハム以外 なんにもないや 冷蔵庫
季語「冷蔵庫」
疲れたら 冷蔵庫へと 向かいます バター

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4月に急に読んだ俳句と短歌

急に読む俳句と短歌 4/11
季語「桜」
またいつか 桜の花に 手を振って
鉢合わせ 散歩してたら 元カレと 苦笑いして 眺めた桜

急に読む俳句と短歌 4/12
季語「初桜」
捨てられた マスクの上に 初桜
夕暮れが なぞる鉄塔 不可思議な 既視感を呼ぶ 異国の影だ

急に読む俳句と短歌 4/25
季語「春の暮れ」
金魚の死 嘆く間も無く 春の暮れ
裏庭の ユーエフオー 迷わずに ちゃんと家まで

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3月に創作した俳句と短歌

急に読む俳句と短歌 3/3
季語「春嵐」
空っぽの校舎を鳴らす春嵐
皆が皆ドラッグストアうろついて早く出せ出せ早く出せ出せ

急に読む俳句と短歌 3/10
季語「春の雨」
十字架を磨き清める春の雨
春雨の白い雨音聴きたくて青空の下テレビを捨てる

急に読む俳句と短歌 3/17
季語「春雷」
ハレの音春雷の音心地良く
岩を打ち海を叩いて春を呼ぶ聞け春雷を聞け春雷を

急に読む俳句と短歌 3/27

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急に読む俳句と短歌シーズン2 2月

急に読む俳句と短歌 2/3
季語『梅の花』

湯治場の 冷たい朝と 梅の花

明日には 梅が咲くかと 待つ猫よ
額をぺたり ガラスにつけて

急に読む俳句と短歌 2/10
季語『早春』

早春に 躊躇いながら 降りる雪

何もかも うまくいかない 日の夜は 
泣けるくらいに 美しい銀

急に読む俳句と短歌 2/17
季語『寒明け』

まぶた打つ 眩しい朝だ 寒明けか

朝焼けの 3番ホ

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9月

急に読む俳句と短歌 9/3
季語「オクラ」
『黙々と オクラ叩いて 秋の夜』
『ナマハゲの 絵文字がある ということは ナマハゲさんも スマホ使うの?』
『世の中に 不思議なものが いることを 証明してる 天狗の絵文字』

急に読む俳句と短歌 9/9
季語「台風」
『武者震い 台風の夜 窓ガラス』
『颯爽と ホバークラフト 乗りこなし 帰宅するのだ ハイ無理なのだ』

急に読む俳句と短歌 9/16

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7月後半〜8月

急に読む俳句と短歌 7/23
季語「向日葵」
『向日葵の向いているほうに歩くの』
「陽を浴びて 輝いて咲く 向日葵の 夜の姿を 誰も知らない」

急に読む俳句と短歌 7/30
季語「アロハシャツ」
『アロハシャツ 張り付いた背に 子を背負い』
『とんかつの 静かな声を 聴きながら 我、粛々と ソースをかける』

急に読む俳句と短歌 8/6
季語「夏の空」
『スマホから 顔を剥がせば 夏の空』

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6月後半〜7月前半

『急に読む俳句と短歌』6/16
季語「青嵐」

『風呂釜を 磨きつつ聴く 青嵐』

『青嵐 いつもの夜を 掻き混ぜて あいつめこいつめ 叫ぶなら今』

『急に読む俳句と短歌』6/22
季語「夏至」

『雨を聴き あなたを想う 夏至の夜』

『闇の中 姿見せずに 鳴り響く そなたはまことに いかづちなりや?』

『急に読む俳句と短歌』6/24
季語「紫陽花」

『石壁に 紫陽花の青 ぽつねんと』

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