大晦日は、その年をふりかえる。
今年は41年生きてきた中で1番不思議な年でした。自分だけに限らず、生きてきた時間に関係なく、全ての人にとって初体験で不思議な時間を過ごしたのではないでしょうか。
なんだか、よくわからないけど今年のヘアカラーについて感じたことについて振り返ってみることに。
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朝起きると1通のメールがとどいていた。
なかなか美容室にいけないので、自分でできるカラー剤、市販のものでいいものを教えて欲しい旨のメールだった。
サロンワーク中でもお客様からたまにこのような質問をされる事がある。でもこんな質問など快く答える美容師はいないのではないだろうか。もちろん、サロンでカラーしてもらいたいという気持ちがあるからだ。
自粛期間には何ができるか考えたが、サロンという現場でのみヘアスタイルという気持ちを表現できる美容師には、できることなんてたかがしれている。YouTubeでタレンティッドに振る舞えるほどの能力もないし、そんな中でも言葉で伝えるサロンブログだけは書き続けたいと思った。
自粛期間もあけ日々ニュースでみる感染者数の数と自分の身の回りの事とのギャップがどうにもリンクしないが、世の中で起きていることは現実なんだと自分に言い聞かせた。
サロンワークを行う感染予防対策がどうあるべきなのか模索しながらの仕事は何かぎこちなさがある感じだ。
ヘアカラーのサイクルは伸びていた。いつもより根本の伸び具合が長いため、塗布する時間や量にいつもと違いがあった。
・せっかく来たからいつもと違うデザインにしたい
・またいつこれるかわからないから、伸びで目立たないようにしたい
・リモートワークだし結構明るくしてみたい
・インナーにアクセントをいれたい
こういうオーダーが増えた。
もちろんライフスタイル、年齢によって様々だがこれまでとはヘアカラーに求めるものが少し変化したように思えた。気持ちは暗くなりがちだから気分は明るくみたいな声も多く聞いた。
世の中の気分はSDGS的背景もあり、よりナチュラル思考になりつつあるように感じる。
ヘナで白髪を染める、白髪染をやめ白髪にシフトしていく人みたいに、それぞれが何かを思い何かに取り組もうとしているようにも感じた。
それでも感じる事は、美容師側が楽しい、いいと思えるカラーデザインを提案できる心持ちと技量を持ち合わせているかが大切だなと思う。
やる側が気持ちよく提案しやってもらい、喜んでもらうことがなによりだ。
まだだ続くこの状況はデザインする側の継続する試練みたいなものがあるような気がする。
これがいいかなと思いながらも自信なくやるのではなく、トレーニングを重ねよりシンプルに答え=デザインを導く、みたいなことが必要だと感じた。
いかにシンプルに、そして大胆に。
こんな気持ちで2021年はのぞむことにしよう。
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なんだかんだで280日毎日連続投稿を続けたようです。今年何となくでnoteを始めましたが、辛抱強く続けてみました。
とりあえずの365日達成を目指しやってみたいと思います。
これは自分勝手な鍛錬なのです。
でも、
いつも、スキ❤️をくれる方には本当に感謝しております。引き続きよろしくお願いします。
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