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美容師の日常のこと

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髪の毛のことが日々、気になります。
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2020年6月の記事一覧

江戸時代の暮らしと「今どき」カラー剤の話!?〜参

カラーリストである自分が,ここ近年感じていたことを3回にわたりコラムとして書いた3つ目になります。あくまで個人的意見をふまえたコラムです,あしからず。最終回をどうぞ。 ※※※ 「今どき」て、いう表現も今さら感はあるが、これまでトーン表にあわせて色設計されたカラー剤メーカーの薬剤が主流だったが、「今どき」カラー剤というのはここ近年発売されているのは濁りや青味がひたすらに濃いカラ剤しかラインナップされていない薬剤の事をここではさしている。 ※※※ 冒頭に記述したラジオの話

江戸時代の暮らしと「今どき」カラー剤の話!?〜弐

カラーリストである自分が,ここ近年感じていたことを3回にわたりコラムとして書きました。あくまで個人的意見をふまえたコラムです,あしからず。よろしくお願いします!! ※※※ ヘアカラーに関して5年前、10年前とはいろんな事が変化をしてきた。 薬剤が便利になる、ソーシャルにイメージを打ち出す事が簡単になる、様々な事が便利に都合よくできる時代になってきた。これからの時代のヘアカラーはどうなっていくのだろう。 思ったように色が出せなかったという事は、カラーリストとして「失敗」の

デビューする喜び。

今週は、嬉しい事が一つあった。 長年アシスタントをやっていた若者がスタイリストとしてデビューできたことだ。 こんなときだし、パーティでもして盛大に祝って上げられないことが残念ではあるが、1つの下積みが終わりあらたなスタートにたったという事になる。 落語家的に言うと、2つ目から真打ちになるようなものだろうか。 自分1人の責任でお客さまをキレイにし、お金を頂く。それが自分の給料に反映される。お金の話になるとなんか夢も希望もない様な感じに聞こえるが,スタイリストとしてデビュ

江戸時代の暮らしと「今どき」カラー剤の話!?〜壱

カラーリストである自分が,ここ近年感じていたことを3回にわたりコラムとして書きました。あくまで個人的意見をふまえたコラムです,あしからず。よろしくお願いします!! ※※※ ラジオから流れる話に耳を傾けていると面白い事を話す人がいた。 彼女は数年前から冷蔵庫を持たない生活をしているらしく、そうなったいきさつを話していた。地震→原発→節電→ライフスタイルの見直し、簡潔に書くとこんなところである。ライフスタイルを見直す、いや発想を変えいきついたことが冷蔵庫を持たない生活だそう

カラーリストの聖地

サロン内には通称 “カラーブース” 呼ばれる、カラーリストの聖地がある。これまで何人のカラーリストがこの場所で、シャカシャカとカラー剤を混ぜていったのだろう。この場所から多くのお客様に支持されるカラーデザインを作り出したといっても過言ではない。 ここでは、カラー剤を600色以上揃え、お客様の要望、髪質、ダメージに合わせ様々な薬剤をミックスする。 1+1が2にならないのが、カラーの醍醐味。 年月とともに変わるトレンド、髪質はいつも同じを許してはくれない、けっこう繊細な仕事