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江戸時代の暮らしと「今どき」カラー剤の話!?〜弐

カラーリストである自分が,ここ近年感じていたことを3回にわたりコラムとして書きました。あくまで個人的意見をふまえたコラムです,あしからず。よろしくお願いします!!

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ヘアカラーに関して5年前、10年前とはいろんな事が変化をしてきた。 薬剤が便利になる、ソーシャルにイメージを打ち出す事が簡単になる、様々な事が便利に都合よくできる時代になってきた。これからの時代のヘアカラーはどうなっていくのだろう。

思ったように色が出せなかったという事は、カラーリストとして「失敗」の域にあると考える。たまたまいい色になったという事は偶然にできた産物であってコントロールして希望色を出したという事ではない。

という事にするのであれば,近年続々と各メーカーから出ているようなアッシュや青味が濃いめのカラー剤を使って毛先が濃くなり過ぎたという経験はいわゆる「失敗」になる。

この失敗を薬剤のせいにしている声をたまに耳にする。

「この新しくでた薬剤よくないね」

薬剤が良くないのか,この薬剤のスペックを理解して使用していない施術側がよくないのか、これは言うまでもない。


話を江戸時代に戻す。

何もなかった時代というのは現代の人が考える過去の時代。
その当時はその状況自体に満足はしていないかもしれないが、それ相応に暮らしていたのだ。不便さを感じるから便利にしたいと思いヒトは考える。口で言葉を発しないと、もしくは手紙を書かないと人に物事が伝わらないからそのようにするわけで。でもそれがコミュニケーション能力を高め、人と人とが密接に関わる事ができた時代なのではないだろうか。


現代は近くにいる人にも伝えたい事が伝えられない、困ったときはメールやLINEでのやり取りになってしまう。それが現代のコミュニケーションの形となり極度に発想力と言語力の低下につながっているという記事を読んだ事がある。

皆さんも文書を手書きしていて、こんな時なんて言えばいいんだっけ?どんな漢字、書くんだっけ?という事もたまにあるのではないか。


つづく

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