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江戸時代の暮らしと「今どき」カラー剤の話!?〜参
カラーリストである自分が,ここ近年感じていたことを3回にわたりコラムとして書いた3つ目になります。あくまで個人的意見をふまえたコラムです,あしからず。最終回をどうぞ。
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「今どき」て、いう表現も今さら感はあるが、これまでトーン表にあわせて色設計されたカラー剤メーカーの薬剤が主流だったが、「今どき」カラー剤というのはここ近年発売されているのは濁りや青味がひたすらに濃いカラ剤しかラインナップされていない薬剤の事をここではさしている。
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冒頭に記述したラジオの話ではこう話されていた。
“ヒトとしての生態は江戸時代から進化しているのではなく退化しているのではないか”
これを聞いた時、ちょっとヘアカラーの現状に通づるものがある様な気がした。 今やネットでいろいろな情報が得ることがき、様々なものが便利になったと思う。
これまでは濁りをつくる為に何本ものカラー剤を混ぜ合わせ、アンダートーンの赤味を抑えるためのコントロールをする必要が会った。「今どき」カラー剤は、何となくでカラー剤を選び塗布すれば、なんとなく今っぽい色になる。進化しているのは薬剤なのだ。
でも薬剤の特徴を理解せずに使用し、もしくはアンダートーンに対して認識を見誤り毛先が沈んでしまうような失敗をすれば薬剤のせいにするという話を聞く。これは使う側の進化ではなく退化なのではないだろうかと思う。薬剤は進歩していく一方で、使っていく側のカラーに対する向上心みたいなものが薄れているようなことになってはいないだろうか。
新しい薬剤がサロンに届いたら、まずは毛束に染める。
スタッフの髪の毛に使用して感触を確かめる。
他のカラー剤と比較してみる。
そして考察してみる。
色の原理を理解修得できている方、ヘアカラーに対して意識高く取り組まれている方にはとっては「そんなの当然ですよ」なんて言われそうだ。
別に「今どきカラー」を否定するわけでも肯定するわけでもありません。大切だなと思うのは使う側に「意図のあるコントロール」をしているかどうかです。素材と希望色に合わせたミックス、かつダメージを最小限に抑える事ができているかどうか。
今後皆さんのサロンではヘアカラーに対してどのようにブランディングしていく必要があるのでしょうか。カラーをトレンド任せに安売りするような事は考えたくない物です。他者他店と差別化し継続してきれいなカラーをお客様に提案してく美容師になりたいなと思う。こんな時代だからこそどんな薬剤や技術が開発されてきてもコントロールできる様な原理原則を大切にしたい。
おわり
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でも最近思う事は、簡単にできる事もたまには必要だなと思う。
塗ればそまる、確かにその通り。でも仕事をやる上で、どんな心持ちでカラーをしたかにはこだわりたいと思います。
ところで、100までのカウントダウンです。👇
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