映画 #11 「劇場版 呪術廻戦 0」
現在漫画連載中の呪術廻戦の劇場版。本編では2年生になっている先輩たちが1年生当時の前日譚的な物語。本作の主人公、乙骨憂太の声優を緒方恵美さんが演じていたことと、乙骨というキャラクターの性格もあり予告編を見た時にエヴァンゲリオンのシンジを思い出した人は僕だけじゃないはず。
まず、何よりも全体を通して神作画だったのが最高だった。
乙骨くんの成長
呪術本編で乙骨くんが登場したときはすでに呪術師として技量も経験も積んでいる出来上がった彼だったが、本作でそんな彼に至るまでの物語が描かれていた。
物語の始まりでは自分が秘匿死刑になることにすら抵抗感を示さなかったが、徐々に前向きになっていく過程を映像で見られてよかった。
冒頭でも少し触れたが、個人的には前半は「碇シンジ」感あったけど、終盤は「乙骨憂太」というキャラクターとして見られたのでとてもよかった。また、緒方さんが本編の2年生になった乙骨くんを演じてくれると思うとそれも今から楽しみである(2期はよ)
他のキャラクターへの焦点
本作の漫画では登場しなかった京都校の面々や、東京校側もナナミンや冥冥が登場していたのはアニメ本編で彼らが登場していたがゆえに出演してくれてよかった。
特に、五条先生と夏油へのフォーカスが漫画よりも強くあたっていたのはよかった。夏油の回想シーンなどは、呪術本編で描かれていた2人が呪術高専の学生当時の話が出てきていたりしていてかつ、漫画を読んでいる人ならどのシーンかもおよそ予想がつく描写だったので、最後に五条先生が乙骨くんに学生証を返すシーンでの
「僕の親友だよ。たった一人のね。」
に重みが増していた。
気になるミッドクレジット
ミッドクレジットで、乙骨くんがミゲルと一緒に海外っぽいところでご飯食べてる最中に五条先生が登場するシーンがあった。
それ自体特に内容はなかったが、乙骨くんの見た目的に2年生にはなってそうだったので、もしかしたら呪術本編の映画化への伏線?とかって邪推している自分がいる。
最後に、もともとファンだったKing Gnuが主題歌を歌っているかつ最高にいい曲だったのでシェア。
予告編などでも使われている「一途」ももちろんいい曲だが、EDの「逆夢」もいい曲だった。
細かいが、この2曲のジャケ写、曲名のフォントが呪術廻戦のタイトルのフォントと同じで、ジャケ写自体も今作のストーリーをイメージした感のあるものでかっこいいところもお気に入りポイント。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?