見出し画像

中学校の謎 もとい 理不尽なこと

中学校に子どもが通っていますが、その中で「おかしくね?」と思うことがとても多い…
入学してからちょっとずつちょっとずつ、「これおかしくない?」「これもおかしくない?」が貯まってきています。

そんな話をしていて今年、この記事をハフポストさんが書いてくれました。

これを機に書き溜めておこうと思ったので、書いてみます。

規律の意味を教えてもらえない規律委員

娘の中学校には「規律委員」という委員会がある。そして娘は規律委員である。
何をする委員なのかと思ったら、「規則を守らせる」委員なのだと…。

謎なシステム1
娘が全く見てないところ(教室があるのと別のフロア)で同じクラスの生徒が走っていたらしい。その場はそれを目撃した先生が注意したらしいのだが、あとから先生が規律委員にその報告をして注意したのだそうだ。
一体このあと規律委員は何をすればいいんでしょ?
娘も「ウチラが何したらいいわけ?」と言っていたので、「ご報告ありがとうございます。先生が私の立場なら何をしますか?って聞いてご覧」って言ってみた。
うーーってなってたので、「ママ聞こうか!?」って言ったら「いや、結構です」って言われた。

謎なシステム2
決まりを守らせるのが規律委員。だからそのルールの意味を理解していないと説明できない。
じゃあ、と先生に聞くと曖昧な返事しか帰ってこないのだとか。
例えば?と聞いたら、「なんで触覚作っちゃだめなのか」と聞いたら「流行を追ってはいけない」「受験のときに高校はそういうところを見てる」「前が見えなくなる」…という答だったんだとか…。

失礼ながら先生たち、論理的思考力ないのかな?

…こんな話を4月に書いておいて、下書きに入りっぱなしになっていたことにさっき気づきました。

望まれてるのはしつけの厳しい親?

4月になんでこんな下書き書いたかっていうと、その頃はこんなプリントが配布されたころでした。

今望まれているのは、本人のために、「理解のある親」より、「しつけの厳しい親」です。

第一印象は「は??????」。論理的におかしいというよりは、生理的に受け付けないというか。

私はいつでも子どもの一番の理解者でいてあげたい、だれが信じなくても私が信じてあげたいと思っているので、それを真っ向から否定してくるこの文章、今時なんでこんなこと書けるのか?と理解が追い付きませんでした。
いろいろがんばって言語化しようと自分の心の中を探ってたどり着いたのは「学校の人権意識の低さに絶望した」でした。

その他にも、謎なこと、納得行かないことがとても多くて。
この「とんでもプリント」について、いろんな人に話しました。一緒に社会活動してるみんなにも話したし、地元の議員さんにも話しました。

そして月日は経ち、先月、記事にしてもらいました。

他校の生徒との交流禁止?

2年前に配られたプリントについての記事。このプリント、何が書いてあるかというと…

「各学校の雰囲気、生活指導の状況は違い、他校生とつながりを持つことで、思わぬトラブルに巻き込まれることが多くあります。また、他校の生徒とつながりを持つことで、指導が煩雑になり、原因の追究・解明ができないこともあります。そのため、江戸川区内の全中学校では、他校生との関係を原則禁止しています」

「しつけの厳しい親」もびっくりですが、こちらもかなりびっくりではないですか? 人権侵害ですよね?

元々は、今回の「しつけの厳しい親」プリントの話で取材を受けたのですが、その取材を受けていて、こういうプリントも実は配られたんです…という話をしたら記者さんが

「今回だけでないこと、教委の反応から「点」ではなく「線」で、認識の課題があるのかなと感じました」

と問題意識を持って下さり、教育委員会への取材、専門家の内田先生のコメントもとって、記事につなげてくれました。

今年の生徒指導プリントからはこの文言は削除されていました。しかし、口頭で先生がこのプリントと似たような内容を説明していたので…どこまでわかっているのかな、というのは少し疑問があります。

説明も確認もなく制服強制復活

そしてつい昨日、

「コロナ対策として行っていた体育着登校をやめ、3学期から制服登校のみにします」

というプリントが来ました。

コロナ禍で登校が始まった2020年6月、私が学校に「制服だといくらウォッシャブルといっても毎日洗濯しづらいから体育着か私服での登校も許可してほしい」と意見を入れました。
その後、紆余曲折を経て(いったんは「あなただけ体育着で来ていいよ」と娘が言われ、娘は「それだったらヤダ!」と言ったことも…)、全員制服でも体育着でも登校可能、ってことになりました。

それから2年半、コロナも全然納まってないというのに、学校はなんでそんなに制服に拘るのか。全く理由の説明がありません。

娘に聞いたら「理由は説明されてない」「希望も聞かれてない」「(3年生に聞いたら)体育着がいいって9割くらい言いそうだけどなぁ」と。
ろくな説明もなく、どうしても制服を生徒たちに着せたいらしく、とても気持ち悪い。

教育委員会にこういうの言っても、「学校に言ってください」って言われるのがオチなんですよ。何回もこういうメール教育委員会に送ってますからわかります。

学習性無力感を体験させたくない

これが学習性無力感ってやつだな、と自分のことながら思う。

そして、日常これを浴びている子どもたちは、学習性無力感を抱えたまま育っていく…。

あーーー。
こういうのについて、考える会やりたい。っていうか、解決する何かがしたい。
でも、何からしていいかわからない。
#カタリバ#ルールメイキング をやろうにも、教職員やPTAへ、いち保護者が説得して回って理解を得て…という、こぎつけるまでの労力が大きすぎる。正直、そんな余裕もない。中学校なんて3年我慢すれば終わるんだから、とやりすごしてしまうのもよくわかる。

でもーーーー!!
こんな思いを子どもたちにしてほしくない。
おかしいルールは変えられる、社会は自分たちでよくしていける!! って子どもたちに実感して、大人になっていってほしい。

誰か、こういうのやってる人とか、一緒に動ける人とか、相談できる人とかいたら、マジで教えてほしいです。

この記事が参加している募集

#みらいの校則

848件

#多様性を考える

27,917件

何か少しでも心に響くものや役に立つものがありましたら、サポートいただけると嬉しいです。サポートいただいたお金はクリエイター活動に使用します。