シェア
岬と過ごした日々。 岬と一緒に観た映画。 岬と行ったドライブ。 岬と一緒に行った遊園地。…
壇上で、トロフィーを一哉が岬に手渡す。 とてもではないけれども、受け入れがたい現実だ。 …
吐き気がして、止まらなかった。 トイレの個室で、思わず吐いてしまう。 吐こうとすると、涙…
まずは、歴代グランプリの挨拶だ。 「歌舞伎町、スーパーライト部長、藤堂一哉さん」 紹介さ…
誰が出場するのかは、知らされてはいなかった。 拓巳が出場する事を知っているだけだ。 あた…
「安奈も丸くなったみたいだね、少し安心した」 「あたし達、最高のライバルだと思う。それだ…
それから、三ヶ月の時が流れて……。 あたしの頬の傷は、綺麗に消えたのだった! これで、ブリリアントに復活できる! あたしの時給をアップして、待っていてくれたブリリアントの店長やマネージャー達、よっちゃん。 本当に嬉しい、ありがとう。 今日は、あたしの復活祭だ♪ たくさんの人が、お祝いに駆けつけてきてくれた。 本当に感謝の気持ちが止まらないよ。 皆、ありがとう……。 そして、一哉も来てくれた。 そして、拓巳まで来てしまって……。 それでも、何とか無事に営業
「……で、あのさ……こないだの事だけど」 こないだの事。 勿論、『キス』した事だよね。 …
あたしも一哉も、当然ほろ酔い。 「しょうがねえなあ。梨紗、トイレに連れてってあげて」 「…
VIP席は、他の席とは異なり完全に隔離されている。 すごい。 さすが、愛梨的に言うと、今…
やっと、平穏無事な生活を送れる気がした。 何やら色々とあり過ぎた……。 けれども、そう簡…
「うーん……まあ、一哉さんはさすがに帰ってくるとは思うけど。安奈の言う事は、あんまり信じ…
最低最悪な喧嘩だ。 どうしてだろう。 安奈が絡むと、必ず喧嘩になってしまう。 それもこれ…
食べ終わったコンビニ弁当をキッチンのゴミ箱へと捨てに行き、一哉はシンクを見て言った。 「今日……誰か来たの?」 コーヒーカップが二つ、シンクに置きっぱなしになっているのを発見されてしまった。 どうしよう。 洗い忘れていた。 「あ、あたしが二杯飲んだ」 「梨紗って、嘘つくの下手じゃない?これ、来客用のカップじゃん。いつも梨紗が飲むヤツ、このマグカップじゃん」 げ。 うーん。 誰が来たと言おうか。 「麗子が……ブリリアントの麗子が来た」 「麗子?」 「うん