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【日本企業】モチベーションが低くなる環境

何回か転職して思ったのは、
自分は会社という組織に合ってないかもしれない、ということ。会社の規模が大きければ大きいほど、柔軟性がないように感じるし、何をやるにも上の承認、上の判断を仰がなければいけない。現場のことをよくわかってない奴が何を判断できるんだと、数字しか見てないのに全てを知っているようなふりしてバカなのかと、まあ生意気にもそう思ってた時期がありました。今もそうなんだけどね。

日本が成長していた時期は、
日本的雇用環境が最適だったのだろう。でも高度成長期からずいぶん経ち、経済も低迷を続け、グローバル企業に追いつけていない現状、昔のままの制度ややり方を続けたって合わない。

「時代は流れていくのだから、それにあわせて制度や働き方を変えていかないと、日本企業は生き残れない」

と、なかなか辛辣に書かれている。でも間違っていないし、課題しか見当たらないのが現実。

アメリカのやり方が全部正しいわけじゃない。
海外の企業だって問題を抱えているところはいっぱいあるだろう。それでもそれぞれのいいところを組み合わせることはできるはずだ。日本は海外の技術と自分たちの技術を融合して、さらにいいものを作り上げてきた歴史がある。会社の組織運営や制度も、技術と同じように良いところを吸収すれば、もっと変われるんじゃないか。

日本の雇用制度とか、
国がやるべき領域もあるけど、国はそう簡単には変わらない。でも企業は努力次第で内部改革、人事改革に取り組むことはできるし、それによって働く人のモチベーションが高まれば、自ずと業績も上がっていくだろう。正社員でも非正規社員でも変わりなく、一つのチーム、一つの集合体として会社をどうするべきか、自分たちの働きが成果に直結している、結果が見えるようになれば、従業員の意識も変わる。日本は今、会社のあり方を見直すべきだろう。


今まで働いてきた中で感じたことはたくさんある。
資格支援制度がありますよと謳っていても、実際に受けた人を見たことがないし、実際に受けられる保証もない。実務に関係あるのか、実務に活かせられるのか、という範囲でしか判定されないところもあり、不要だと思われれば却下される。それは今後のキャリアパスにも関わってくること。社内の部署移動もスキルを磨くこともできないに等しい。

人事制度、
組織制度を根本的に変える必要があるのではないか。
トップダウン式の凝り固まった制度では、やる気も削がれるし、良質な意見も出にくくなる。残業が多すぎる、残業してまで終わらせないといけないという考えが当たり前のようになっている。でも実は時間内でさっさと終わらせて定時で帰る人こそ、優秀な人ではないか。

何をやるにも上司の承認が必要で、意思決定に時間がかかる。
どんなにいいと思ったことでも上司がゴーサインを出さなければ意味がなくなる。自分の判断で却下できるほど有能なのか、上司がボトルネックとなっていないのか、自問自答する必要があるだろう。


かなり消極的で批判的な記事になってしまったけど、
それだけ良い企業が少ないのではなかろうか。自分の経験は薄っぺらいけれども、世間的に見てもいい社内システムだな、と感じるところは少ない。逆に言えば、社内システムが優れていれば人も集まって、より良い会社に発展するんじゃないかと思う。

他とは違う、働きやすい環境づくりができていると、
口だけでなく実際に軌道に乗っているところをアピールすれば、優秀な人が吸い寄せられるはずだ。

2015 / 1 / 30


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