【詞】"秋"をテーマ

目が覚めたらいつもと変わらない日々が流れ出す
光をこねる草木と
とぼとぼ髪を靡かせた僕の
生活が歌い出す
波間のように上下に沿う山並みも
ずっとその侭だ

昨日の入道雲とすれ違った
さっぱりした空模様
動物みたいな雲も見られる
僕は無気力にも歩く
ぎこちない喜びも手にしながら
空気の踊るような
ギターの音が響く街を歩けば

継ぎ接ぎな言葉でも
僕は思い入れと秋を歌う
この季節の温もりのために
火を絶やさずに
火を絶やさずに

夕方の鐘が鳴ると
カラスの勘が言っている
ゆっくりと急ぎがちな夜のために
火を絶やさずに
火を絶やさずに

昨日の入道雲とすれ違った
さっぱりした空模様
動物みたいな雲も見られる
僕は無気力にも歩く
ぎこちない喜びも手にしながら
空気の踊るような
ギターの音が響く街を歩けば


2日連続の投稿です
"僕は思い入れと秋を歌う"という部分が
お気に入りです

秋をテーマにした文章ですが
季節はそろそろ冬といったところになりますね
コンビニでおでんが見られたり
半袖から長袖を羽織りはじめると
季節の変わり目を感じます


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