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【詞】分度器
分度器の40°の近未来を測る
それは空から風に似て 通りをより色めく熱意
分度器の上へ行くほどまっすぐな近未来
時に犬など声に似て 歩く度にゆれる靴紐
考えの色 知っている 手を伸ばせば 膨らんだ月と
ひとひらの夢から定規で
線を引いては待ち焦がれ
景色たちは まるでカラー 朝には消える色彩と
時を刻んで5°上がる 分度器からより昇る光
考えを刹那に呟いてみる 言葉を寄せる
ひとひらの文字から曲線
続きを引いては待ち焦がれ
景色が見える 惑星は 朝から靄に弧を描く
さらに昇って8°に散りばめた光
考えの底 眺めたら
ひとひらの線路が伸びる
さらに斜めな7°から
60°の路線図をめぐる
久しぶりの詞の投稿です
"分度器"がテーマです
シンプルで面白い文章になったように思います
こちら、分度器の角度なのですが、本当に昇っていて
分度器の40° → 40°
時を刻んで5° → 45°
さらに昇って8° → 53°
さらに斜めに7° → 60°
で、"60°の路線図をめぐる" になっています
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