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ふくふく日記_240511~父のサニーレタス~

青空と木々の若葉が美しいザ・初夏な土曜日。8時過ぎに起床し今日はゆっくりめ、10時頃に朝ランに出る。一年を約十五日おき二十四の季節にわけた「二十四節気」では、5月5日頃から19日頃(年によって異なる)までが「立夏」。現在では最初の日だけを指すが、本来はこの十五日間を言うので、今はまさに立夏、夏の始まりを告げる季節なのだ。さらに、二十四節気の各一気(十五日)を五日ごとに3候に分けた七十二候というのもあり、本日5月11日あたりは第二十候にあたり、「蚯蚓出みみずいずる」というのだそう。陽光に誘われて土の中から地上に這い出てくるんだよね、、、。そういえば、今年はまだ目にしていないけれど、毎年これぐらいの時期になると目黒川の歩道には彼らが踏まれた跡がたくさんあったりする、、、。(気持ちを切り替えよう)

昼はトマト缶とにんにく、鷹の爪を使ってトマトスープパスタ。それと家庭菜園に勤しむ父が作ったサニーレタスのサラダ。まるでレタスのようなパリパリ感?シャキシャキ?の歯応えは、本当に鮮度のよい証拠。花のようにふわっと葉が開く。私たちが日頃行く都内のスーパーでは、まずこんなサニーレタスにお目にかかることはない。理系出身でかなり神経質な父は、その昔、大型漁船に乗り北洋漁業に従事していた経歴を持つ。そのきっちりとした性格は、リタイアした後に趣味となった畑仕事にも向いていたのだな。父がつくる野菜はなんでも生き生きとしていて、そしておいしい。


食後は、目黒川沿いにあるマチコさんの事務所でウクレレのレッスン。窓を開け放った部屋で、下手くそながらもポロポロかき鳴らして心地いい午後を過ごす。4歳になるチワワも気持ちよさそうにソファでうたた寝していた。彼はウクレレの音が好きなようだ。帰り際にしのぶさんがやってきて、おみやげにパウンドケーキをいただく。明日食べよう。

夕方に一旦自宅へ戻り、夕食は夫と歩いて10分ぐらいのところにある有機野菜&ビオワインが楽しめるレストランへ。近くでずっと気になっていたのに、今回が初訪問。

友人が住んでいる山形・出羽三山の一つ、月山から届いたという山菜の盛り合わせを前菜にオーダー。こごみ、蕨、じょな(ヤマブキショウマ)などの山菜をはじめ、椎茸、にんじん、黒豆などさまざまな味わいでアレンジされた料理が可愛らしい豆皿にのって運ばれてきた。これをビールとワインでちびちび味わえる幸せと言ったら!その後ヤリイカとこごみのフリットやエスニックチキンなども平らげ、お腹も心も大満足で店を後にする。久しぶりの夜の外食だったので、調子に乗りご近所のミュージックバーでハイボールなど数杯。いい音楽にも満たされ、風に吹かれながらほろ酔いで帰宅。初夏の夜は、酔いどれ人を包む風も特別だ。

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