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今月の読み物☆人生たったの4000週間って話とか

「長い目で見れば、僕たちはみんな死んでいる」
という、7つの傷を持つ男のセリフのような
意味深なイントロから始まる。

時は遡り、2022年。
本屋でもベストセラーコーナーに顔を並べていた
オリバー・バークマン著のタイムマネジメント本
『限りある時間の使い方 FOUR THOUSAND WEEKS』は
なぜかキッチンのレシピ本に紛れてしばらく積ん読してた一冊だ。
人生はものすごく短い。
だって、80歳まで生きたとしてたったの4000週間だよ!
やりたいこと、やらねばなことを頭の中に並べ立てて
時間が足りないってアワアワしていても、
結果、そんなに時間ないから全部なんて端から無理よ。
じゃあ、どう生きる?っていう本です。
*4000週間を短いととるか、長いととるかは、人それぞれ。
私はけっこう長くない?と思ったけどね笑

「われわれに与えられたこの時間はあまりの速さで過ぎてゆくため、
ようやく生きようかと思った頃には、
人生が終わってしまうのが常である」

「死が確実にやってくること、
そして自分が死に向かっていることを見つめたとき、
人はようやく本当の意味で生きることを知るのだ」

だからすべてやれると思わず、
自分にとって本当に必要なものを見極めて選択し、
過ごすことが大事、と語りかける。
自分自身で選びとった結果なのだから、
悲喜交々あって大いに結構!人生上等!
本文で引用されていた
「どう生きるべきかという質問には、答えがありません。
人はただ、自分にできるように生きるだけです」という
かのユング大先生の言葉に尽きるのかもね。
1月に読んだ田坂さんの本と、樹木さんの言葉にも
重なる部分が多かったので
4000週間を長いと感じている今の私の人生にも
きっと必要だったからこそ、巡り合えた言葉なのだろう。

前回の投稿でも書いた通り、
2024は脱・積ん読!」と目標を掲げたため
2月も時間を見つけては本を開く。
っていうか、前回●●したい、●●したい、●●もしたい、
などと、我が「したい欲」を書き連ねたが、
それこそ限られた時間の無駄使いなんじゃないの!?
必要なこと、ちゃんと見極めなよ!と、自分に言ってやりたい。

ひと月に最低3冊は読む、と決めたので、
スマホ見るなら本開け!と自分に言い聞かせ、
なんとか2月は4冊読了。
『パンデミック日記』は52人の文化人が
リレー形式で綴った日記を一冊にまとめたもの。
その中の一人が、Chim↑Pomのエリイで
日記もたいへん面白かった。
2022年に森美術館でChim↑Pomの個展が開かれていた際に、
会場で購入した『はい、こんにちは』は、
彼女の初エッセイ集なるもの。
会場購入特典で、表紙を開くとエリイの直筆サインも書いてある。
ほんと彼女の言葉のチョイスは、唯一無二だなー。
エリイならではの毒のようなスパイスが
キラキラ光って散りばめられていた。
浅田美代子のエッセイ『ひとりじめ』は、2日ぐらいで読めた。
表紙のイラストは、
舞台出演が決まった浅田美代子に
樹木希林がプレゼントしてくれた楽屋用暖簾に描かれていた
自身の似顔絵とサインなのだとか。


さて、3月の読書は苦戦中です、、、。
マンガでも挟まない限り目標に達せないかもーーー。

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