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「うまくいかない」と感じた時にやって欲しい、たった一つのこと

「僕には、何もないんです」と、
目の前の彼が言った。

私が受講中の長期講座の、同期である40代のKさん。
まっ白なトレーナーに身を包んだ彼は、
どこから見ても厚みがあって、とても目を引く。
少し話していくうちに、パーソナルトレーニングを生業にしていると聞き、
「あの存在感は、時間をかけて作り上げられたものだったのか」
と、妙に納得した。


そんな彼は、いつも相手の話を
一生懸命聞いている姿がとても印象的だ。

連続講座の折り返し地点の今日、
いつものようにランチの後、
同じテーブルになったもの同士で
たわいもない話をしていた時だった。


背中を丸め、眉間にシワを寄せ、
とてももどかしそうにもう一度、
「本当に、何もないんです」
と呟いた。

それを聞いて、私は配られたお菓子を食べる手が止まった。
さっきまでなんとなく食べていた時が、急に喉に詰まる。

そんな彼に対して、いくら
「そんなことない」と力説しても
きっと彼には届かないだろう。
(届くかもしれないけど)

だからゆっくりと彼の話を聞いたあと、
1つだけ質問をさせてもらった。

すると、少し思案を巡らせた彼は、
「あぁ、そうか。
 僕何もなくないですね。今気づきました。」
と、言った。
さっきより少しだけ、彼の眉間のシワが少し緩んでいる様な気がした。

人は、自分では自分のことに気づかない。
特に、何かに一生懸命に取り組む人ほど、
自分を置いてきぼりにしてしまいがちだ。

漠然とした不安を抱えたまま進もうとすると、
アクセルとブレーキを同時に踏んでいる状態なので、
必要以上に疲弊してしまう。

だからこそ、何かに取り組む時は、
立ち止まり、振り返り、また前を向く。
そんな時間を30分だけいいから、確保しておこう。

第三者の視点を入れて、色々な角度から
ご自身の取り組んでいる事について、
考える時間を設けてみてみてはどうだろう。


自分はどうだろう?と思った方は
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お読みいただき、ありがとうございました。私が学んだことや失敗、気づきなどについて綴っています。等身大の様子をお届けしていていくことで、誰かの「私もやってみようかな」のサポートになれたら幸いです。こーみぃ、がんばれ!のサポートもとても嬉しいです。