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「ひらがな/カタカナ/足し算/引き算を2週間でマスターさせる」教え方の知育教材をKindleで出版してみた1-科学的根拠の必要性

2006年から2017年まで情報教材として販売していた「ひらがな/カタカナ/足し算/引き算」の教え方の知育教材をKindleフォーマットに変更して出版しました。ランディングページにはこの教材を作った経緯や思いを”煽り”を交えながら(笑)書いていました。それを載せようと思ったのですが、”煽り”過ぎの部分があるので、かなり加工する必要がありそうです(汗。

そこで聞き手である「ボクA」が、著書である「ボクB」に聞く方式で出版に至った意図をインタビューしてみたいと思います。

科学的根拠にこだわる

ーまずは経歴をお願い致します。

NO-CHI(以下"NC") :早稲田大学を卒業し、外資系IT企業に勤務しながら、不動産賃貸法人代表、Kindle作家をやっているポートフォリワーカーです。学生時代には、いわゆる”お受験”塾として有名な伸芽会で2年間アルバイトをしていました。

ー伸芽会で教えていたやり方を書籍化したのですか?

NC:いえ、私には娘がいるのですが、彼女が幼稚園に入るか入らないかぐらいのとき、早生まれのため他の子と比べてもあまり利発だと思えなかったんです。「このままいけば小学校で落ちこぼれてしまうんじゃないかな」と漠然と不安を覚えました。

そこで”ひらがな”や”足し算”を教えたのですが、その教え方を書籍化しました。

ーなぜ”落ちこぼれる”と思ったのですか?

NC:伸芽会で教えているとき、その時は小学校1-3年生を教えていたのですが、明らかに頭のいい子となかなか物覚えが悪い子がいて、どう頑張っても物覚えが悪い子が頭のいい子に勉強においてはかなわないことを目の当たりにしました。

小学校低学年の子なので”地頭の良さ”がそのまま勉強に反映する時期だからです。

でも、せっかくお金を払って塾に小学校低学年から来ているので、なんとか勉強ができるようにさせてあげようとはしたのですが、なかなか難しかったのが正直なところでした。

自分の娘も物覚えが悪いし、勉強はできない子になっちゃうのかな、と漠然と思っていました。でも、親としてそれは許容できない訳で、それを阻止するために勉強を教えようと思いました。

ーそれで”ひらなが”を教えた?

NC:はい、勉強を教えるといっても、情緒教育や「七田式」のような特殊な教育はボクにはできないので、「まずは”ひらがな”だろ!」と思い、娘が4歳になったぐらいの時、ボクの冬休みの時に、集中的に”ひらがな”を教える計画をたてました。

で、”ひらがな”のDVDを買ったのですが、ふと思ったのです。「あれ、どうやって教えればいいんだ?」と。

ー教え方は書いてなかった?

NC:書いていたかもしれませんが、”親子で一緒にみましょう”的な内容ぐらいで、全然納得感はありませんでした。

そこで、”ひらがなの教え方”みたいなサイトや本を探してみたのですが、ないのです。あるにはあったのですが、経験則に基づく独りよがりの意見や、やり方だったり。そのやり方が有効である科学的根拠が書かれていなかったり、腑に落ちるものではありませんでした。

そんななか、もともと、雑食的に本を読んでいたので、記憶のメカニズムや脳の活性化に関する本も読んだことがありました。ボクは「なんの勉強でも基本は暗記」と思っているので、「どうやったら幼児が”ひらがな”を効率的に暗記できるか、その教え方を調べればいいだろ!」とひらめきました。

「暗記」をキーに考えると、少しは教え方の道筋が見えてきました。大人向けですが、それ系の本も複数読んでいたし。それを幼児向けにアレンジすればいいのかな、と。

ー「科学的根拠」という言葉を使われましたが、「教える」ことに「科学的根拠」が必要なのでしょうか?

NC:「暗記」や「勉強」というコンテキストで語るなら、科学的根拠はとても重要だと思っています。ちょっと例をあげて説明します。

例えば、東大の入学率が非常に高い学校があります。それはなぜかというと、頭のいい子を入学させているという前提も当然ありますが、それ以外の要因もやはり無視できないと思うのです。「友人もみな東大」というプレッシャーや環境、中高一貫で教えられるカリキュラム等々です。

中高一貫で教えられるカリキュラムはただ漠然と組まれているか、というと全くそんなことはなく、すごく練られていますよね。当然中学生、高校生の情緒や成長も意識した内容となっています。

その学校が継続して東大に生徒を送り出しているのは、そこには理解させる効率的な教え方、教える順序があると思います。それを支えているのが、脳科学であったり、モチベーションをあげさせるコーチングであったりすると思うのです。その理論をボクは科学的根拠と表現しています。

「ドラゴン桜」という漫画がありますが、教え方やこの科学的根拠がわかりやすく描かれています。この「教え方」や「科学的根拠」を理解させるために、頭に入ってきやすい”ストーリーで説明できる漫画”という表現手段を使われていることも理由の一つだと思います。この部分は科学的ですよね?

ボクは面白くて何度も読んでしまっているからかもしれませんが、「ドラゴン桜」の有効な勉強方法を結構覚えています。それはなぜか?

面白いから何度も読んでいる=反復効果
漫画だから覚えている=ストーリー記憶

だからです。子供に”ひらがな”を教える上で、この科学的なアプローチを使わない手はないと思いませんか?

次回につづく
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