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2.マーケティングフレームワークを学んで、何かいいとことはあるのでしょうか?
当然あります!
思いつくまま列挙します。
・新規ビジネス開始時のプランニングができる
・現状分析、それに対するアクションを策定できる
・ビジネスがうなくいっていないときの打開策、アイデアを発見できる
うーん、お硬いですね(苦笑
でも、ここに書かれていることが実際にできるようになります。すべてビジネス関連の内容で、それも何かを始める時、上手くいってない時に有効なようです。
では、ビジネス以外、もっと身近な事柄で役に立つことはないでしょうか? 具体的に活用事例を考えてみます。
1.新規物件購入時の想定賃料の把握、競合分析に使用できる
2.就職、転職時の自己分析、競合分析に使用できる
3.恋人を獲得するときの自己分析、競合分析に使用できる(かも)
4.副業でブランディングしようと思ったときのポジショニング設定に使用できる(かも)
1と2は、実際にボクが実践している(してきた)内容です。3と4に(かも)と付いているのは、ボクがやったことないので、断定形では書いてません。おそらく応用は可能だと思います。
1.新規物件購入時の想定賃料の把握、競合分析に使用できる
これが本書(本ブログシリーズ)の最終ゴールです。実際にボクがやっている競合分析手法やポジショニングの決定までのプロセスを詳説していくつもりです。
ただ、ここにたどり着くのは、かなり先だと思うので、Overviewだけお伝えしておきます。
ーー
1-1. まず、SuumoやHomesといった賃貸物件サイト(不動産投資を行っていなくても、名前だけは聞いたことがあるのでは? テレビCMもやってますよね)で、自分が購入しようと思っている場所の賃貸需要と供給状況を調べます。
1-2. 購入しようと思っている物件(自物件)のスペック(新築か中古か、シングル向けかファミリー向けか等々)と競合しそうな物件(アパートやマンション)のスペックを比較します。
1-3. 自物件がこれら競合物件と戦えそうだと思ったら、詳細に具体的どう自物件を競合物件と戦うかを検討します。
ーー
新築の場合には、例えばオートロックを付けるとか、インターネット無料にするとか、を検討します。当然、設備を増強するとコストが掛かるので、投資家利益は減少します。この兼ね合いをマーケティングフレームワークを使って行います。
ここまで読んで、すでにマーケティングの勉強をしたことがある方、知識がある方は、「なんだ3Cじゃん!」と思われたことでしょう。
そう、まずスタートは3Cなんです。
3C
ご存じない方に、ちょっとだけ3Cを説明すると、以下になります。
3Cとは、顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)の頭文字をとったマーケティングフレームワーク。この3つCの観点から市場環境を分析し、経営戦略上の課題を導く
(Wikipediaベースにボクがちょっと加工)
物件購入しようと思ったら、
まずは「買っても死なないか(需要があるか、どんな顧客がいるか)」を確認することが重要です。ここで3CのCustomer分析を行うのです。
需要があるということは、当然供給もあるわけです。資本主義経済である日本においては、普通は需給は均等化されていますよね。”需要の方が多い!”なんて、美味しい場所もあるとは思いますが、時間等ともに均等化されてしまいます。
なので、供給側である物件もそれなりにある前提で考えるわけです。そのそれなりにある物件の中から自物件が選ばれなければなりません。
そこで、次には、競合物件を調査します。Competitor分析です。
ボクの場合は、Competitor分析とCompany分析を同時に行います。競合のどこが強いか弱いかを判断するためには尺度が必要です。その尺度が自物件となるわけです。現在の自物件がAs is(現状の状態)でどこまで戦えるのかを、Competitor分析とCompany分析を同時に行い、判断します。
詳細なやり方は、じっくり3Cを説明する際に行うので、お楽しみにして下さい!
ところで、上の1-1~1-3のプロセスには、SWOTやSTP、4Pなど他のマーケティングフレームワークの要素が入っていたのに気づきましたか? そう、ボクが説明しようと思う、マーケティングフレームワークは、
3C →SWOT→STP→4P
にバリューチェーンと5フォース
をカスタマイズして融合
したものです。これらマーケティングフレームワークしか使ってません。SWOT、STPの言葉の説明や目的を話すと長くなってしまうので、今回は割愛しますが、
わかっていただきたいのは、普通に使えるマーケティングフレームは限定的だということです。
そんなに難しい本を読む必要もなければ、たくさんのことを学ぶ必要もありません。重要なのは、この限定的なマーケティングフレームワークを有機的につなぎ合わせて、首尾一貫したプランに落とし込むことだけです。
これができると、スカッとしたマーケティングプランになります。
これも後のお楽しみということで!
2.就職、転職時の自己分析、競合分析に使用できる
ボクは転職を8回行っています。あれ7回だっけ? まーたくさん行っています。
一つの会社に長くいれない堪え性のない人間だと言われたら否定のしようがないのですが、それよりも転職のプロセスを何回もクリアーして、内定を獲得したことに注目してもらいたいのです。
当然ですが、必ず面接、外資系の場合はインタビューがあります。
インタビューの前には、履歴書(レジュメ)での選考があります。ここを通過しないと、インタビューにすらたどり着けません。ましてや転職をや、です。
ここでも競合、同じ職種(ポジション)を狙う候補者達がいます。レジュメ段階から数えると、5-10名ぐらいでしょうか。その人達に競り勝たないと行けないのです。
競り勝つ方法は?
・今までの実績? それも当然必要です。
・英語? 外資系だったらできた方がいいですね。
・給料が安いこと? 他の候補者より給料が安かったら、採用する会社にとっては嬉しいかもしれませんね。
でも、正直、そこはあまり関係ありません。採用する側は、数百万円ケチるよりも、募集ポジションに求める仕事をこなしてくれればいいのです。もっというと、早く使える人がほしいのです。
では、何が重要なのでしょうか?
上の文章に答えがあります。「募集ポジションに求める仕事をこなしてくれる人」だと思わせることです。
採用する側は、候補者の実際の働きぶりは知りません。レジュメやインタビューから判断するのです。候補者がそのポジションにつきたいと思っても、そのレジュメやインタビューで求める仕事はできないかな?と思われたら、採用されることはありません。
そう、採用する側のニーズを正しく把握し、他の候補者よりも、それが実行できる実力、ポテンシャルがあると説明し、納得させる必要があるのです。
前の文章に、3Cの予想を入れて書き直すと、わかりやすくなりますね。
「採用する側(Customer)のニーズを正しく把握し、他の候補者(Competitor)よりも、それが実行できる実力、ポテンシャルがある(Company)と説明し、説得させる必要があるのです。」
はい、3Cそのものですw
ボクは自分のマーケティングフレームワークを使って8社のインタビューを突破してきました(実際には元上司から引っ張られて2回転職したので6回です)。転職にもマーケティングフレームワークを使えることは有効なんです。
3.恋人を獲得するときの自己分析、競合分析に使用できる(かも)
4.副業でブランディングしようと思ったときのポジショニング設定に使用できる(かも)
もう、想像できますね。ターゲットとなるCustomerがいて、Competitorがいる場合、Competitorに打ち勝つ、自分Companyの強みが必要になります。
そのために、Customerのニーズを把握し、Competitorの強み/弱みを分析、CompanyのAs is(現状)を当て込む、現状でCompetitorに勝てる状況でなかったら、ニーズに合うように、強化あるいは自分の強みにスポットをあて、Competitorの強みをミニマイズ(最小化)させるようにします。
おそらく、それで現状は打破できるの可能性が少しは高まるはずです。
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