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9 values〜漫画業界をサヴァイヴするスタートアップが大切にする企業文化〜


こんにちは。ナンバーナインのCXOをやっている小禄です。公式noteは初回の投稿以来二度目の登場となる今回は、ナンバーナインの企業文化について書いてみたいと思います。

僕たちの会社はいわゆるスタートアップ企業として、およそ3年前から漫画業界に新しい風を吹かそうと戦っています。

3年というと、まだ3年か、という思いと、もう3年か、という思いがそれぞれ交錯する時期。少し会社の沿革を辿ると、実に様々なことをやってるなと思います。

漫画アプリ「マンガトリガー」の運営から始まり、今の主力事業である電子書籍配信代行、マンガサロン『トリガー』の店舗運営、漫画クラウドファンディングの企画運営、漫画家向け確定申告代行、海外翻訳&配信代行、広告漫画…etc. 今月は、渋谷にマーダーミステリーゲームのリアル店舗立ち上げ(母体は別会社)なんかも発表しました。

止まったら死んでしまうマグロのように、常に暗闇の荒野に差す一筋の光を手繰り寄せるべく様々な事業を展開。東京・宮崎合わせて14名、本当に優秀なメンバーたちに助けられています。

企業文化とは、暗闇の荒野に進むべき道を切り開くための一筋の光

短期間でこれだけ多くの事業を展開することは、会社の器を広げる意味ではよくても、中で働く人たちにとっては結構大変です。多くは動きながら仕様を固めていくスタイルで、電子書籍配信代行事業を始めた当初もその複雑さに混乱したりもしました。(いまは安定しているのでご安心ください)

そこで大切なのが、ナンバーナインが目指すべきMission、Vision、Valueです。これら三つの説明は、様々なところでとても丁寧に語られているのでそちらに譲るとして、簡単にお伝えすると、「Mission=WHY=なぜこの会社をやるのか」、「Vision=HOW=どうやってそのMissionを実現させるのか」、「Value=GUIDELINE=そのMissionを実現させるための行動規範、拠り所」と僕は考えています。(企業によって、VisionとMissionが逆の場合があります)

それぞれの定義や重要性についての詳細はこちらのnoteに譲りますが、この三つは、言ってしまえば会社のバイブルのようなもの。もともとが漫画アプリを運営していたナンバーナインがなぜ電子書籍の配信代行や確定申告代行をやっているのか。最近で言えばその理由がすべてこのバイブルに書かれていると言っても過言ではありません。

『ジョジョの奇妙な冒険』さながら「暗闇の荒野に進むべき道を切り開くための一筋の光」であり、目指すべき光に向かって迷わないための羅針盤みたいなものですね。そしてナンバーナインでは、以下をMission / Vision / Value に据えています。

Mission: 漫画でひとびとの人生を豊かにする。
Vision: 技術(スキル)と魂(ソウル)で漫画(コミック)の価値(バリュー)を最大化(マキシマイズ)する
Value: 9 values

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僕たちは、役員・社員含む全員が漫画を読んで育ちました。漫画を読みすぎた結果、少年漫画を地で行くような代表・小林琢磨のもと、漫画業界に恩返しする意味も込めて「漫画で人々の人生を豊かにする」ために人生を捧げる道を選んでいます。漫画によって救われた、心が軽くなった。そんな人を増やしたい。そして、その世界を実現させるために、時に泥臭く(ほとんど泥臭い説はある)、時にスマートに事業に取り組んでいます。漫画が僕たちの原点ですからね。

MissionとVisionを踏まえて全員が同じ気持ちで動くことができればいいのですが、実際のところそう簡単にはいきません。この2つは性質上抽象度が高いため、解釈や行動に個人差が現れたりするためです。そこで作ったのが、毎度毎度上司や役員に判断を仰ぐことなく、一人ひとりが自らの判断で、同じ水準でスピード感を持って仕事を行うための行動規範「9 values」です。

ナンバーナインが大切にする9つの行動規範

1 ベターではなくベストを目指す
人は元来怠惰な性格のため、少しでも気を抜くと妥協点を探してしまう。そうならないためにも、自分の関わる仕事において、常に「ベストな結果」を意識し、その結果に近づけられるように行動する。

2 三方よし
ステークホルダーの多い、大きなプロジェクトであればあるほど、自社、あるいは自分だけが得をするような考えでは成功しない。常に、そのプロジェクトに関わる人や企業がプラスになる座組、取り組みが何かを考え、実行する。

3 心も体も健康
スタートアップである以上、一人ひとりに任される仕事量が多くなってしまうことは避けられないが、だからこそプロフェッショナルとして日頃から自己管理を怠らないこと。特に心の疲労は気づかないうちに蓄積してしまうので、危ないと思ったらしっかり休む。その際は、事前に理由を説明し周囲のメンバーを頼ることも重要。

4 遊び心を忘れない
エンタメの世界で働く以上、日々の仕事においても「遊び心を忘れない=自分が楽しむ」という精神は持っていること。そして、漫画はもちろん、アニメやゲーム、映画など新しいエンタメを積極的に吸収する。

5 悩んだらやってみる
短期間で大きな成果を上げることは、スタートアップの至上命題。だからこそ、限られた時間の中で悩んだり迷ったりする時間を省略し、まずはやってみる精神で挑戦し続けること。

6 マンガファースト
お預かりする漫画をできるだけ多くの潜在読者に届けることも、お預かりする漫画に付加価値をつけることも、すべては「漫画の価値を最大化する」ため。そのためには誰もやったことのない取り組みを行う必要が出てくるし、時には批判を浴びることもあるかもしれない。それでも、マンガファーストの精神に則ったチャレンジは評価に値する。

※マンガファーストについては、小林も個別に書いているのでこちらも参照してみてください

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7 合理的な範囲内で根性を追求する
100m走のスピードで42.195kmを完走できないように、仕事で無理に負荷をかけ続けることはできない。自身の限界を知り、その限界を少しずつ超えられるような努力をしつつ、無理をした後はしっかり休む。長く働いてもらいたいからこそ、メリハリをつけながら、継続的に高いパフォーマンスを発揮できるビジネスパーソンを目指す。

8 セルフスターター
仕事が降ってくるのを待つのではなく、自ら仕事を生み出し、自ら行動すること。受け身の状態にならず、主体性と自発性を持ってプロジェクトに臨めば、自ずと成果はついてくる。

9 仲間の強みを尊重する
すべてを一人でやろうとすると、プロジェクトはスケールしない。だからこそ、自分の強み・弱みを知り、プロジェクトメンバーの強みを尊重し、巻き込み、任せきることが大切。「仲間の強みを尊重する」ということは、一緒に働くメンバーのことを理解することと同義であり、プロジェクトを最短最速で成功へと導くための必須条件である。

正解を求めるのではなく、自らの行動を正解にできる人へ

この9 valuesすべての考え方に則って行動することがナンバーナインのメンバーとしての原理原則であり、成功への近道だと考えています。4期目となった今期からは、この価値観を人事評価にも加えました。

漫画業界の未来に対して、正解は誰にも分かりません。だからこそ、正解を求めるのではなく、自らの行動を正解へと導くくらいの気持ちで事業に臨みたい。そんな気持ちで、ナンバーナイン一同はこれからも突っ走ります。

そして最後に、ナンバーナインではインターン生を募集中です!将来出版業界に関わりたい、漫画業界を覗いてみたい、渋谷のベンチャー企業で働いてみたい。動機は様々で構いませんが、「僕/私こそは漫画好きだ!」という学生さん、ぜひお気軽に声を掛けてください。

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執筆: タクヤコロク(ナンバーナイン編集長)

ナンバーナイン公式HP: https://no9.co.jp/
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