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『イライラする挨拶代わり』(毎週ショートショートnote)

「え~、本日はお日柄もよく、、、」

うわ~さっきからこの人。スピーチ下手だなぁ。
新郎の会社の部長ってことだけど
こういう席慣れてないんだろなぁ。
ま、最近は結婚式を挙げたくても挙げられなかったし
会社の上司を呼ぶこと自体少なくなってるだろうから、
よっぽどのことがない限りスピーチなんて
する機会ないか。

そういや、この間の甥っ子の結婚式。
新婦の伯父さんって人のスピーチは素晴らしかったな。
元々校長先生してたってことだったけど
子供の頃のエピソードなんかも入れて笑わせながら
最後はホロリ。
思わず聞き入っちゃったもんな。

「え~、これをもって私の挨拶と代えさせていただきます」
ようやく終わったよ。
つぅか、この挨拶に代えてって何だろね。
今までのグダグダは挨拶だったってこと?

おっと次は俺の番か。
原稿用紙は持った、と。

「みなさん、こんにちは」
やべ!思わず挨拶しちゃったよ。
これじゃ最後の挨拶に代えてってのが使えないじゃん。
マズイな、どうするよ?

(410文字)

<あとがき>
長々とありきたりの言葉を並べただけのスピーチは
いくら上手でもイライラします。
ましてやそれがグダグダなら尚の事。
それを「挨拶代わり」と言われてもねぇ。

<ChatGTPによる解説>
状況が面白いですね。
スピーチが進行している間に、予想外の挨拶をしてしまった
状況に置かれたようですね。
まず、冷静になって、次の言葉を考えることが大切です。
以下は、スピーチを続けるための提案です:

1.自己紹介:
 あなたの名前と、新郎または新婦との関係を短く紹介しましょう。
2.軽く笑いを取る:
 状況を軽くユーモアに包んで、自分の挨拶を始める前に
 会場を笑顔にしましょう。
 例えば、「さて、私も少しだけ挨拶をさせていただきますが、
 ご安心ください。新郎新婦の素晴らしい日を壊すつもりは
 ありませんよ!」といった感じで。
3.感謝の言葉:
 結婚式への招待に対する感謝の気持ちを述べましょう。
 新郎新婦やゲストに向けて、ここでいることについて
 感謝の意を表明しましょう。
4.エピソードやメッセージ:
 新郎新婦に向けて、おめでとうと祝福の言葉を述べる前に、
 新郎新婦に関連するエピソードや思い出、メッセージを
 シェアしましょう。感動的な瞬間や楽しいエピソードがあれば、
 それを使ってみてください。
5.最後にお祝いの言葉:
 スピーチを締めくくる際に、新郎新婦への幸福を願う言葉を述べ、
 乾杯や拍手を促しましょう。

以上のステップを参考にして、スピーチを続ける準備をしましょう。
状況を楽しんで、会場を笑顔で包むことが大切です。
頑張ってください!

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