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自閉症スペクトラムと育児【共感の落とし穴とは何か】HSPママの勝手な考察

育児に悩みはつきものだが、発達がゆっくりな子供だと悩みの種類が違うのだ。これまでの価値観やこうだとしてきたやり方が良くない結果を招いてしまったりする


最近、うっす〜らこうなんじゃないかと考えている事柄がある

子供が何か壁にぶつかっている、何かに悲しい思いや辛い思いをしている。となった時に、まず共感しましょう。と、何処でもアドバイスされる

しかし、その「共感」で、壁や悲しい、辛い思いが消化されずコップの中から溢れた時に、こだわりとなり誤認識を生むんではないかと最近考えるのだ


そして、こだわりや誤認識が後々、二次障害へと繋がるんじゃないかと…

それが「共感」の落とし穴かもしれない


考えるきっかけとなった出来事

子供の想いにフィットしない共感は気持ちが入っていても、ありがた迷惑なんであろうということ

同じに見える「共感」でも、

①ママフィルターを通した「共感」

②知識や経験を通した「共感」 

同じ「共感」でも全く別物となるのだ

✴︎ママフィルターと書いているが、受け取る側と
いうこと。パパならパパ、祖母なら祖母


国語の教師でいらっしゃる、うめこんぶさんの記事を読ませて頂き、点と点が繋がる思いだった。

こちらの記事

続きがこちら。目から鱗がボロッと落ちる

書く記事の中に、一本通った信念を感じる先生です。伝えたいメッセージを分かりやすく解きほぐして語りかけてくれている気がします


うめこんぶさん


のりこのコメント欄での変化こそが、これぞ「共感」のわなだと分かりやすいかと。


「共感」にママフィルターを通すと、必ずママなら…と主観が入り、全くフィットしない、もっと言うならば、さらに傷つけてしまう


子供が繊細さんなら尚のことではないか。

悩みを打ち明ける
   ↓
ママフィルターにかけた答えを言われる
例)そうなんだね。辛い気持ちだね。でも、ママならこう思うな。こう考えたら傷ついた気持ちにはならないんじゃない?

一見、寄り添っている。だが、実のところ子供を追い詰めているのだ。繊細さんの子供はママの気持ちが分かる


心配させていると辛くなり、ママならこう考えて傷つかない。傷ついている私は何と弱い人間なんだろう。心配させない様に強くならないといけない。気にしすぎなんだ!弱いのだ!自分を変えなければ。と、なる


ママフィルターを通した「共感」をされればされる程、本来の子供の心や本質とずれてくる。しかも子供自身もそれに気付かない。そして本来の自分がかけらもいなくなりそうと気付いた時、コップは溢れるのだ

今回の記事のパズルの一つ

息子に当てはめてみる。息子は曜日のスケジュール、時間のスケジュールが変わる事に拒否感を示す。不穏となっていく 

しかし、不穏となる気持ちに、ママフィルターをかけて「不安なんだね。ママだったら、こう思うから、こう考えてみよう」などというのはフィットしておらず、

不安や不穏に対して、ただ、「そうなんだね、辛い気持ちなんだね」「どうしたら気持ちが落ち着くか一緒に考えてみない?」経験や知識から提案し、崩れた気持ちを立て直す材料をそっと横におく。そして子供の力を信じて待つ。 

これかもしれない。ママだって傷ついた気持ち、気になっておれない焦りなどを、カウンセラーの先生フィルターにかけられて、

「そうだね、気にしてしまうよね。分かるよ、でも私はこんな価値観だから傷つかないんだよ、のりこさん、気にしすぎの部分もあるんじゃないかな」こんな言葉はかけられたくないのだ

悲しい・辛い気持ちも大切な自分の気持ちなのだと。他の誰かにコントロールされるものではないし、されたくない


子供だって、誰だってそうだろう

だからこそ、フィットしない「共感」はいらない。多分、いや絶対にママは息子にフィットしない「共感」を、している事もあるだろう

正直に言うと、曜日や時間のスケジュールが変わり不穏にまでなる息子の気持ちが全く理解出来ないのだ。まず、そこに引っかからない


本音の本音を言うと、「めんどうだな」とすら感じている。いつまで予告スケジュールがいるのかとげんなりする事もある


それくらい、親子でも感覚が違う。だからこそ、ママフィルターを通してはならない「共感」もあるのだと思う


以上、HSPママの勝手な考察でした🙏

自宅の薔薇、花が咲きました

最後まで読んで頂き、嬉しいです
また、来てくださいね✨✨



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