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そんなに言うなら生きてみようかと思った、あなたの為に生きてみようかと思った。きっと、それでよかった。

長いタイトル。笑

むかーし、むかし、
と言っても、13年まえのはなし。
そんなむかしじゃないけど、ちょっとむかしのはなし。

のりこは、絶賛病んでました。
病みすぎて食べれなひ〜、寝れなひ〜、動けなひ〜。とりあえずエネルギー枯渇。ゼロ。

夜10時ごろ、のそのそ〜コンビニへ買い出しに出掛けて何日かぶん食料や水分などを買い繋いでおったの。何食べてたかな…おにぎりやパン、うどんとか、パスタ、ウィーダーインゼリーとかヨーグルトも食べてたかな。

けどさぁ、せっかく買ってきてもあんま食べれなくてガリガリ〜、食べなくちゃと思うんだけどもね。と言っても何とか食べていた。なんで、そーなったかというと、

色々あったのよ〜、もうこころは心のていを保てなくなって崩壊よ〜、女としても人としても、まるで生きていたくなくなってしまって、とりあえず生きてるけど、

このままじゃあ働けないし、まぁ、お金が尽きたら「さよなら〜」潔くていいかなんて本気だったわけ。そんな風になる少し前に友達から旦那の誕生日に飲み会をするから来てよ。

お誘いがあったわけね、既にふらふらだったけども若かったからかな、とりあえず行ってえらかったら帰ろうと思って行ったの。そこに若かりし夫がいたのよ。

友達に紹介されて〜、どうもはじめまして〜と顔を見たら、あら?この男は確実にわたしに一目惚れね。と思うほど分かりやすい夫。笑

だけど、いやいや〜、わたし、泥々女なんだよ〜ちょっと生きる力が減っているように思えるくらい〜だなんて病み病み炸裂させて好き放題。

その時夫も、なんやら悩んでおり、お互いに悩みを話す友達ならと連絡先を交換したのであった。まだ夫は若くて26歳、わたしは30歳でした。

若い友達が出来たわ〜、悩みを話してもいいよと言ってくれたし、こーこーこーなんやと飲み会の後にメール。するとだね、的確すぎる返事がきた!

がびーーーん、的確なアドバイスにより、さらに見たくない現実にぶち当たってしまい、さらに病むが夫のせいではない。のりこが見ないふりをしていただけなんである。

しかし、かびーーんが強烈すぎて立ち直れなひ。へたり込んで立ち上がれなひ〜、生きる気力はゼロ〜ん。さてさて、この若者はわたしに好意を抱いておるみたいね、

けれど、この病みにそのうちに逃げだすわね、何せ、起きれない、寝れない、食べれない、外に行くにも動悸でハァハァだし、働けないどころか家事さえ必死の状態。

きっと彼にとって、わたしは通り過ぎて行く女なんだ、そんな役割かもしらん、その役割を果たしてバイバーイされたら、バイバーイと去ってやろうと決めていた。

バイバイーイしてやろうと思っておるのに、若者は週末の度に家に来て、なんやらぶーぶーテレビのうつりが悪いだの文句を言いながら、食べ物を持ってくるのだ。

さけるチーズを買ってきて、山のようにさいて、美味しいぞ〜食べちゃうぞ〜と言い、「食べて」と返すと、いやいや、俺のチーズをさく技術は素晴らしいのだと、食べないと後悔する。力説してくる。

そんなに言うならと、ひとつまみ食べると、確かに美味しい、うんうんとすると、あれもこれもと出してきて、あんまり嬉しそうにするもんだから、こんな人もいるんだな〜と、さけるチーズがなんだか好きになった。

少し外に行こう、行きたい店があるからと強く言われ、少し離れた街まで出掛けるが、ちょっと歩いただけで非常に気持ち悪いし動悸が酷すぎて、無理だから帰る。

そのように話すと、めちゃくちゃ不機嫌になり、ぶーぶー文句を言いながら遠回りして送られたり、外食に行っても、また気持ち悪くなり無理ー、帰りたい。

また、ぶーぶー言われながら送られて、今度は高速に乗ってモールに行こうと言われ行くが、高速に乗ったら涙が止まらず無理、帰る。その時はあまりに泣いていたから夫は大丈夫だよと笑っていた。

そんな日々が続いたある日、車で2時間程のアウトレットへ行こう!高速乗らなくても行けるし手を繋いでいたら大丈夫、ダメなら帰ろう。どーしても行こう!押し切られてしまった。

初のアウトレットか〜、また気分が悪くなるだろうな、嫌だな、そう思っていたけど何故かやや気分が悪いくらいで治まっている。

何故か?ではなひ。今思えば、そりゃそうだ!本来可愛いものが大好き、お買い物が大好きなんである。動悸どっかいった。笑

その時の夫も、マイルールで動いていたのであろうけど、ふと立ち寄った靴屋の店先にツモリチサトが大セール!可愛い〜💛力ない口調だが大歓喜ののりこ。

「やろ、アウトレット楽しいやろ、来て良かったやろ〜」すかさず言う夫、なかなかいい提案したやろということらしい。

「う、うん…よ、よかったかな」

「今日はなかなかいいぞ、ツモリのおばちゃまのサンダルが5000円は見たことないぞ」

いい日だとご満悦の夫を横にして、今日の記念に深い森のような色のコモリのおばちゃまのサンダルを買った。ツモリは小森かもしらんよね。小さい森なのかもしれないよね。

5000円を払い、薄いピンクの薄紙に包まれたツモリチサトのサンダルを胸に抱えて雑踏の中に立ち、歩いた時に、

この若者は私が生きるのをわたしが諦めても絶対諦めん人だな、そんなに必要としてくれるなら今死んだんだと思って、この人の為に生きようかと、そう決めようかと思った。アウトレットも楽しいし、もう一度来たいなと。

そろそろお昼だと、夫がそこでお昼ご飯と決めている中央のフードコート的なお店で、夫はデカいトンカツを食べて、わたしは、うどんを食べた。何でか一人前食べられた。

やはり出汁が美味しいんだと、俺のトンカツも食べろと言ってくる夫がちょっとうざかったけど、このうざさが人を好きだという気持ちなら、このうざさにもう少し付き合うか、敵わないなと小さく笑ったんだったね。



あの日の、ツモリチサトのサンダル。
やっぱり、小さな森だったかもね。

ピンクの薄紙〜
10年以上前のものだから年季が感じられるね。


✴︎文には夫と書いているけど、当時は友達だったり彼氏だったりでした。すっかり忘れている日が多いけど、優しい人やろ〜🤭💕


一昨日のファッション🌷

✨ドットブラウス
ご近所のミセスコーナーにて2000円くらいで購入。

✨サロペット 福袋
✨バック 夫よりプレゼント🎁


足元
10年以上前に妹がプレゼント🎁してくれたキタムラのバレエシューズ。

自分で買ったのは、ミセスコーナーの2000円ブラウスのみというコーデ。

夫からのヘレンカミンスキーのバックも、妹からのバレエシューズも10年以上使ってます。物持ちがいいのですぞ🤭❣️

しかし、暑い!半袖でいいな〜、毎年潔く半袖に移行が出来ない、何故かブラウスをはさみ、やはり暑いなとなり半袖になる。

と思ったら今日は雨で涼しい。またもや七分袖であります!


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おまけだよ〜
冬にアウトレット行った時にヘレンカミンスキーの期間限定ショップが出ておったの。

買った。笑 確かね5,000円くらいだったかな。お得だよね〜🤭

ここが、なんやらあるらしいけど全然分からんよ。

やはり、黒にしたらよかったかな〜、汚れるんやって〜。だけどさ、夏の白帽子って爽やかよね〜、上品な感じになるやんか〜。アウトレットならではのお買い物だよね〜。

また、アウトレット行きたいな。







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